★WTA女子テニスツアー(WTA International)
■HP Open, Osaka, Japan(Hard/Outdoors)
10月11日から17日まで、大阪の靱テニスセンターにて開催されるWTA女子インターナショナル大会HPジャパン女子オープン(賞金総額$220,000、ハード)、大会初日となった11日は女子シングルス1回戦が行われ、奈良くるみ(18歳)とワイルドカード(大会主催者推薦)で出場の石津幸恵(18歳)が登場。奈良は第4シードのマリア・キリレンコ(23歳、ロシア)に 1-6 0-6 で、石津は第1シードで今年の全仏準Vのサマンサ・ストーサー(26歳、オーストラリア)に 0-6 3-6 で敗れ、初戦敗退となった。


奈良は足首を怪我する前、今年8月に米国のサンディエゴでキリレンコと対戦している。その時は 6-4 6-7(4) 6-3 でキリレンコが勝利したが、ランクでは格下の奈良が善戦したと言っていい。今対戦でも好戦が期待されたが、この日の奈良は、サービス、リターンゲームともにキリレンコから主導権奪うことができず 1-6 0-6 の完敗。試合時間僅か56分で敗れた。
そして注目の一戦となった第1シードのストーサーと石津の対戦、第1セットからストーサーの強靭なサーブで主導権を握られ、石津はブレークどころか1度もブレークチャンスを奪えない。逆に石津はセカンドサーブを叩かれ91%ポイントに結び付けられると、3つのブレークを奪われ 0-6 で第1セットを先取される。第2セットに入ると石津も落ち着いてサービスゲームをキープするが、サービスゲームではまったくの隙を見せないストーサーからブレークすることができず、1ブレーク差の 3-6 でゲームセット。石津は、敗れはしたものの世界8位相手に経験を積む上でいい試合となった。
また、この日ダブルス1回戦が行われ、第4シードのクルム伊達公子(40歳)/森田あゆみ(20歳)組が、中村藍子(26歳)/DENTONI, Corinna(21歳、イタリア)組を 6-4 7-5 で下し準々決勝進出を決めた。一方、浜村夏美(26歳)/宮村美紀(24歳)組は、BASUKI, Yayuk(29歳、インドネシア)/LUZHANSKA, Tetiana(26歳、ウクライナ)組に 2-6 2-6 で敗れ初戦敗退となった。
大会2日目となる12日は、残りの女子シングルス1回戦が行われる予定で、本日ダブルスに登場したクルム伊達、森田、中村の3名に加え、土居美咲(19歳)、波形純理(28歳)、不田涼子(23歳)、米村知子(28歳)、が登場。
熱き女性達の戦い、大阪の陣は始まったばかりだ。
◆12日(火)シングルス試合予定
土居美咲 vs シャハー・ピアー(23歳、イスラエル)[3]
 >センターコート第1試合
波形純理 vs 米村知子(Q)
 >1番コート第1試合
不田涼子(WC) vs DENTONI, Corinna(21歳、イタリア)
 >センターコート第2試合
中村藍子(WC) vs PANOVA, Alexandra(21歳、ロシア)
 >1番コート第2試合
クルム伊達公子[6] vs ROBSON, Laura(16歳、英国)(Q)
 >センターコート第3試合
森田あゆみ vs アルバータ・ブリアンティ(30歳、イタリア)
 >センターコート第4試合
※第1試合は午前10時開始
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

WTA International: $220,000 HP Open

シングルス
1回戦

【トップハーフ】
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 6-0 6-3 ●石津幸恵(WC)
波形純理 vs 米村知子(Q)
中村藍子(WC) vs PANOVA, Alexandra(ロシア)
クルム伊達公子[6] vs ROBSON, Laura(英国)(Q)