26日、オーストラリアはメルボルンで開催されている今年最初の4大大会、全豪オープン(ハード)は大会10日目を迎え、男子シングルスの準々決勝で、第1シードのラファエル・ナダル(24歳、スペイン)が、同胞となる第7シードのダビド・フェレール(28歳、スペイン)に、4-6 2-6 3-6のストレートで敗れる大波乱が起きた。


昨年の全仏オープンから4大会連続での優勝(通称=ラファスラム)を狙っていた王者ナダル。この日の対戦相手フェレールとは、過去の対戦成績でナダルが11勝3敗でリード、直近では7連勝していた対戦相手だったが、思わぬところで足元をすくわれる形となった。
ナダルは、ブレーク合戦となった第1セットを4-6で落とし、今大会初めてセットを失った。この日はフェレールの攻撃が冴え、15個のウィナー(エース)を奪った第2セットは2ブレークアップの6-2で連取し、王者を追い込んだ。
2桁のウィナーを奪ったフェレールに対し、ナダルは、第1セット9つ、第2セット4つと2桁に届かず、その流れは第3セットも変えることはできなかった。第3セット、14個のウィナーを決めたフェレールに対し、ナダルは6つと精彩を欠いた。一方的になった試合は、トータルポイントでも102対75と大きくフェレールがリードを奪った。
勝ったフェレールは準決勝では、第5シードのアンディ・マリー(23歳)と対戦することになった。