3月6日、敵地フィリピンでデビスカップのアジア・オセアニアゾーン・グループⅠの1回戦、日本対フィリピン戦の最終日を迎え、2勝1敗の日本は、この日行われたシングルスで、世界ランク110位の添田豪(26歳)がセシル・マミート(34歳)を、7-6(5) 6-2 3-6 6-3のセットカウント3-1で下し、日本に勝利をもたらした。


エース対決となった第3シングルスは、猛暑と高い湿度の中、消耗戦となった。第1、第2セットを連取した添田は、第3セットは3-6で失ったものの、3日連続での試合となったベテランのマミートは力尽き、第4セットを添田が6-3で奪い試合を決めた。
なお、伊藤竜馬(22歳)とトレト・コンラッド・ユーイ(25歳)の第4シングルスは勝負が決したこともあり打ち切られた。
勝利を手にした日本は、2回戦では世界ランク54位のデニス・イストミン(24歳)率いるウズベキスタンと、7月8日から対戦する。過去の対戦成績は2勝1敗でウズベキスタンがリードしている。日本の国別世界ランクは28位、ウズベキスタンは24位となっている。勝てば、ワールドグループとの入替戦に進出する。
日本は、今回出場を見送った錦織圭(21歳)の召集にも注目が集まる。
なお、日本が狙うワールドグループは世界の強豪16カ国で構成されており、同じ日程で1回戦が行われている。昨年の王者セルビアは、ノバク・ジョコビッチ(23歳)を欠いた布陣でインドに4-1で勝利した。
アジア・オセアニア地域からは、カザフスタンが世界ランク7位のトマーシュ・ベルディハ(25歳)率いるチェコを3-2で下し準々決勝に進出する金星を挙げている。
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デビスカップ2011・アジア/オセアニアゾーン・グループⅠ 1回戦

○日本 3-1 ●フィリピン

3月4日(金)日本時間11:00~

S1 ○伊藤竜馬 6-4 6-7(5) 6-3 6-7(3) 9-7 ●セシル・マミート
S2 ○添田豪 6-3 6-3 6-3 ●ジョニー・アルシヤ

3月5日(土)日本時間13:00~

●D1 近藤大生/鈴木貴男 1-6 6-7(5) 2-6 ○セシル・マミート/トレト・コンラッド・ユーイ

3月6日(日)日本時間11:00~

S3 ○添田豪 7-6(5) 6-2 3-6 6-3 ●セシル・マミート
S4 伊藤竜馬 打ち切り トレト・コンラッド・ユーイ