★グランド・スラム
■Wimbledon – Wimbledon, Great Britain (Grass)
21日、英国のロンドンで開催されている芝コートの4大大会、ウィンブルドン選手権(賞金総額14,600,000ポンド、芝)は大会2日目を迎え、男子シングルスの1回戦で世界ランク52位の錦織圭(21歳)は、同130位のレイトン・ヒューイット(30歳、オーストラリア)に、1-6 6-7(4-7) 7-6(9-7) 3-6 のセットカウント1-3で敗れ、ウィンブルドン初勝利はならなかった。


2002年のウィンブルドン王者で元世界ランク1位のヒューイット、故障などの影響で現在はランキングを130位まで下げているが、この試合では巧者振りを発揮、錦織に主導権を渡さなかった。
第1セットはヒューイットが完璧なテニスを見せた。10個のウィナー(エース)を奪い、アンフォーストエラー(凡ミス)の数は0、錦織から3つのブレークを奪い僅かに25分、6-1で先制した。
第2セット、この試合の一番の山場が終盤に訪れた。2-2で迎えたヒューイットのサービスゲーム、この日初めて錦織にブレークチャンスが訪れた。このチャンスをものにしブレークに成功リードを奪う。5-4で迎えた錦織のサービスゲームは40-0、トリプルのセットポイントを迎えた。しかし、このゲームでダブルフォルトを2つおかすなどして逆転を許し勝負はそのままタイブレークに突入。タイブレークでは先にミニブレークを奪ったヒューイットが7-4で制した。
セットカウント0-2、後の無くなった錦織。第3セットの第1ゲームで先にブレークを奪ったのはヒューイット、第4ゲームで錦織がブレークバックで2-2、そこからは両者サービスキープを続け、第2セットに続いてタイブレークに突入した。先にミニブレークを奪ったのは錦織だったが追いつかれると、錦織6-7でヒューイットがサービスのマッチポイントを迎えた。しかし、ここから形勢逆転、続けて2つのミニブレークを奪い、錦織が9-7でタイブレークを奪い返した。
第4セット、第3ゲームが終了したところで、錦織は左足のマメの治療のためにメディカルタイムアウト(治療による3分間の中断)を取得。再開された第4ゲームをブレークされ1-3とリードを許すと、その後は反撃のチャンスを活かせず3-6で試合終了となった。
試合時間3時間7分、トータルでは、ウィナーの数が錦織36に対しヒューイット40、アンフォーストエラーの数が錦織37に対しヒューイット27と、数字上でもヒューイットが上回った。
錦織のファーストサービスの確率は58%でサービスエースは2本、大事な場面でのサービスの正確性、決定力が課題に見える内容だった。
試合に流れがあるとすると、第2セットの第10ゲーム。ここを錦織がキープしていれば、展開は変わっていたかもしれない。
ヒューイットは、昨年のウィンブルドン大会以来となる4大大会での勝利となった。一発の派手さはないが、大事な場面になると高い集中力を発揮、そしてヒューイットの巧さが目立った試合だった。

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
錦織                        
ヒューイット              
第2セット 10 11 12 TB  
錦織            
ヒューイット            
第3セット 10 11 12 TB  
錦織            
ヒューイット            
第4セット 10 11 12 TB  
錦織                    
ヒューイット              

試合時間:3時間7分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレーク