全豪オープン初日が現地時間午前11時にスタートし、第1試合に世界ランク79位のクルム伊達公子(41歳)が登場し、同86位のギリシャのエレニ・ダニリドゥ(29歳)と対戦したが、3-6 2-6のストレートで敗れた。


ダニリドゥは強力なサービスと滑るようなバックハンドスライス、強力なフォアを持ち、かつてのオーストラリアのトップ選手でウィンブルドンや全米で準優勝し、「スカッド」と知られたマーク・フィリポーシスの女子版と喩えられたこともあるパワーヒッターであり技巧派。この数年は故障などの影響でランキングを落としていたが、昨季以来、復活の兆しがある。
クルム伊達は、序盤こそ1stサービスの確率が良く、チャンスと見るや果敢にネットを取るなどして先にリードする展開を作ったが、ダニリドウにブレーク合戦に持ち込まれてしまい第1セットを落とすと、強風の影響もあってかサービスの確率が低下。次第に攻め急ぐ悪い傾向が顔を出し、逃げ切られた。