この日の女子は第10シードのフランチェスカ・スキアボーネ(31歳、イタリア)が、同じイタリアのロミナ・オプランディ(25歳)に4-6 3-6のストレートで敗れたのを除けば、シード勢がそれぞれその強さを見せつける形で勝ち上がった。


中でもキム・クライシュテルス(28歳、ベルギー)とビクトリア・アザレンカ(22歳、ベラルーシ)の試合は相手に1ゲームしか許さない準完封試合で、内容もほぼ完璧。3回戦以降に余力を残しながらの圧勝劇となった。
クライシュテルスは「今日は最初から最後まで、自分のショットで相手にプレッシャーをかけられていたし、相手に自分のプレーをさせない形を作れた」と語っているが、試合を戦いながらでなければ調整できない試合勘の部分のチューニングもだいぶ進んできているようだ。「メディアの人たちはいつも、準決勝とか準々決勝はどうだ、という話をするけれど、まだタフになるであろう3回戦も4回戦も残っている段階で、そういうことを考えてエネルギーを使うのは嫌い」とクライシュテルス。いわば当たり前の話を彼女はしているのだが、こういう形で集中できている時のトップ選手は強い。3回戦以降も期待していてよさそうだ。
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