女子シングルス4回戦では、昨年の決勝のカードであるキム・クライシュテルスと李娜が対戦した。お互いに強打が持ち味の両者の対決は、序盤から激しい打ち合いとなったが、第1セットの途中でクライシュテルスが左足首を負傷。その後はやや一方的に李娜のペースになりかけた。


しかし、ここからクライシュテルスが意地を見せた。クライシュテルスは苦しみながらも第2セットをタイブレークまで持ち込むと、李娜に先に3度のマッチポイントを握られながらもこれをすべてしのいで第2セットを取り返した。第3セットは気落ちした李娜に対して、クライシュテルスはゲームをきっちりと締めにかかる。先に5-1までリードを広げたクライシュテルスは、終盤になって開き直りを見せた李娜に5-4まで追い上げられたものの、4-6、7-6(6)、6-4で最後は逃げ切った。クライシュテルスは準々決勝で第1シードのウォズニアッキと、ヤンコビッチの勝者と対戦する。