全豪オープンテニス準々決勝で世界ランキング4位のアンディ・マリー(24歳、英国)と対戦する錦織圭(22歳)に連日生中継を実施しているWOWOWが独占インタビューを行った。


Q:グランドスラムでの初のベスト8進出、おめでとうございます。率直な感想は?
錦織:本当に嬉しいです。ベスト8に進出できたこともそうですが、このタフなコンディションの中、フルセットの試合に勝てたことが嬉しいです。
Q:第1セットを落とした後、第2セットから自分のプレーを取り戻しました。大きなきっかけはなんでしょう?
錦織:1セット目は自分の出だしが悪くて、ミスも多く、なかなかいいプレーができなかったのですが、2セット目から自然と気持ちを切り替えられました。そして、先にブレークして、あのような形でどんどん引き離せたので、そこからいいプレーに繋がったと思います。
Q:ツォンガのフォアを封じて、バックに攻めていたようでしたが、戦術的にはどうでしたか?
錦織:そうですね、ツォンガのフォアは相当警戒していました。バックに集めればそんなに打たれることもありませんので、なるべくバックに集めるようにしていました。
Q:最後のゲームで、148キロの遅いサーブでポイントを取って、その後197キロのノータッチエースでした。その時の心境は?
錦織:あのゲームを落としていたらどう転んでいたかもわからない状況でした。少しプレッシャーもあり、緊張もしていました。ただ、ファイナルセットもサーブの調子は良かったので、自信を持ってどんどん打っていけました。最後のノータッチエースは大きいポイントでした。
Q:次のアンディ・ マリー戦については?
錦織:昨年1回負けているので、そのリベンジもしたいですし、トップ4の選手はレベルが全然違ってくるので、そのレベルについていけるように頑張ります。これからはチャレンジャーの気持ちでどんどん進んでいきたいです。
錦織にとってグランドスラムの準々決勝は初舞台。全豪のセンターコートで錦織は未知なる戦いに挑む。大注目の「全豪オープンテニス」男子シングルス準々決勝、錦織 vs マリー戦は、25日水曜日、センターコートであるロッド・レーバーアリーナの3試合目に予定されており、現地14時30分(日本時間12時30分)以降のスタートとなる。
写真:AP/アフロ、錦織圭、クリックで拡大