morita20120322.jpg米国フロリダ州のマイアミで開催中のソニー・エリクソン・オープン(賞金総額$4,828,050)は、現地時間の21日に女子シングルス一回戦と、男子シングルス一回戦を行った。
現在、日本人最高位(73位)の森田あゆみは、スペインの18歳の新鋭、ガルビン・ムグルザ=ブランコと対戦。しかし、昨日の練習中に肩を痛めた森田は、試合序盤から明らかにサーブの速度が出ない。ゆるいサーブを長身の相手に叩かれて、第一セットは3-6で失った。
それでもセカンドセットは、コースの打ち分けと組み立ての妙で若い相手を攻略。6-2で奪い返すが、第三セット3-0となったところで肩の痛みはピークに達し、リタイアを余儀なくされた。


森田は約一月前のクアラルンプール大会でも、やはり肩を痛めている。今回痛めた場所はその時とは若干異なるというが、いずれもサーブの動きに最も大きな影響を及ぼす症状だ。昨年末から「時速170キロ」をサービス速度の目標に掲げている森田だが、果たして一連の負傷は、それと関係があるのか? 「トレーナーとも話をしているが、まだはっきりした原因は分らない」と言う森田。早い原因究明と回復を祈るばかりだ。
日本からは、ランキングで本戦出場を果たしたクルム伊達公子と森田あゆみに加え、予選を勝ち上がった土居美咲の3選手が登場している。