[マドリード 13日] テニスのマドリード・オープン男女の決勝戦が行われた。
男子優勝はフェデラー。決勝戦ではベルデイッヒのテニスに終始押され気味の展開だったが。
フェデラーは今季4回目、通算74回目の優勝。
優勝と共にナダルを抜き2位にカンバックした。
女子ではセリーナ・ウイリアムズがNO.1のアザレンカをストレートで破り優勝した。
これが41大会目の優勝。ランキングも6位とカンバックした。


<男子決勝>
◎3)R Federer (SUI) 3-6 7-5 7-5 ●6)T Berdych (CZE)
ベルデイッヒのサービス・キープで始まる。
第2ゲーム、フェデラーのサーブ、ベルデイッヒはバックのダウン・ザ・ライン、フォアのリターン・エースと続けてポイントを連取する。
フェデラーはサービス・エース2本で30-30とする。
良いサーブだったが、フォアをネット、30-40、ベルデイッヒはフェデラーのセカンドサーブをバックでクロス鋭角にリターン・エース!
いきなりブレークする。(ベルデイッヒ2-0)
ベルデイッヒの攻撃が冴える。フェデラーが全然追う事のできないポイントが目立つ。
ベルデイッヒはラブでキープ、3-0だ!
2-5、フェデラーのサーブ、ベルデイッヒは攻撃されて無理な態勢だったが、バックでショートバンド気味に合わせてストロークのエース!15-40とセットポイントを握る。
さすがフェデラー、そこから4ポイント連続で取り、キープ、3-5とする。
5-3、ベルデイッヒのサービィング・フォア・ザ・セット、
ベルデイッヒの攻撃力が冴える。迷いなく思い切り攻めている。
フェデラーはその攻撃に慌てず耐えている。(30-30)
30-30からベルデイッヒはフォアの逆クロスを決め、40-30とセットポイント
フェデラーのバックに弾丸ファーストサーブ!フェデラーのリターンはネット、ベルデイッヒが6-3で第1セットを取った。
ベルデイッヒ(26歳、7位、196cm)はなぜかフェデラー戦では良いテニスをする。昨年のウィンブルドン準々決勝など、フェデラーに4度勝っている。
ベルデイッヒ対フェデラー 全成績
でも錦織圭に対しては苦手意識があるのだろうか?モンテカルロでも大接戦だった。
ベルデイッヒ対錦織圭 全成績
第2セット
耐えていたフェデラーがフォアの逆クロスを決め、第2ゲームを遂にブレーク、2-0とする。
そしてラブキープ、このゲームはたった1分8秒しかからずに、3-0とした。流れはフェデラーに。
第5ゲーム、フェデラーはブレーク・ポイントを握られピンチになるが、4-1とナイスキープする。
ベルデイッヒ、続くゲーム、40-0からジュースになり、ブレーク・ポイントを握られ苦戦するがキープ。
5-3、フェデラーのサービィング・フォア・ザ・セット、40-30のセットポイント
10回続いているラリー戦の中で、フェデラーは逆をつき、ネットに出る、ベルデイッヒはパス、フェデラーはそのパスに飛びつくが惜しくもネット!ジュースになる。
フェデラーのラリーは惜しくもロング。ベルデイッヒはブレーク・ポイントを握る。
攻めるフェデラーだがベルデイッヒが耐えに耐え、フォアのダウン・ザ・ラインを決めてブレーク・バックした。(ベルデイッヒ4-5)
Tへサービス・エース、フォアのドライブボレーなど決めベルデイッヒは40-0とする。
フェデラーは2ポイント挽回するが、ベルデイッヒがキープ、5-5となる。
フェデラーはラブキープ、6-5
ベルデイッヒ、フェデラーにパスを決められ、0-30
フェデラーのリターンがオンライになり、15-40とフェデラーはセットポイント
なんとここでベルデイッヒはダブルフォルト!
フェデラーが第2セットを取り返した。
ファイナル・セット
最初のサーブ、フェデラーは15-40となるが、2度のジュースの末にナイスキープ。
30-40の時、ベルデイッヒの勝負をかけたバックのダウン・ザ・ラインはギリギリ僅かにワイドだった。
助かったフェデラーがキープした。
第3ゲームもフェデラーはブレーク・ポイントを握られる。
ベルデイッヒ、フォアの逆クロスを決め、30-40とするが、フェデラーはジュース後にキープ。(2-1)
3-4、ベルデイッヒのサーブ、フェデラーはリターン・エースなど決め、0-40とブレーク・チャンスがきた。
ベルデイッヒは3連続サービス・エースでジュースにする。
ところが、なんとその後は2連続ダブルフォルト! ベルデイッヒがサーブを落とす。
5-3、フェデラーのサービィング・フォア・ザ・マッチだが、0-30から30-40、結局フェデラーはサーブを落とす。
どちらに勝負の女神はほほ笑むか、わからなくなってきた決勝だ。
ベルデイッヒ、5-6のサーブ、2本ネットインのポイントがあり、そのボールの処理をベルデイッヒが間違う、
なんと大接戦だったが、あっと言う間に、0-40とフェデラーにマッチ・ポイントがきた。
ベルデイッヒは2本のサービス・エース級とフォアの強ストロークでジュースに持ち込む。
攻めたベルデイッヒだったが、フォアをロングで4本目のマッチ・ポイントを握られる。
フェデラーのリターンは短くなる、それをベルデイッヒはフォアでスピンをかけ返そうとするが、ネットにかかってしまった。
耐え抜いたフェデラーが土壇場で勝利を掴んだ。
大事なポイントでのベルデイッヒのダブルフォルトが勝負を左右した感の試合だった。
この優勝でフェデラーはナダルを抜き、2位に返り咲いた。
ジョコビッチも昨年の強さがない。それにポイントを守らなくてはならない大会が続く。
フェデラーがNO.1にカンバックするチャンスがありそうな混迷の2012年の男子ツアーだ。
フェデラー対ベルデイッヒ 決勝ハイライト
<女子決勝>
◎9)S Williams (USA)  6-1 6-3 ●1)V Azarenka (BLR)
セリーナ・ウイリアムズ、これが41大会目の優勝。
今年は5大会に出場し、2大会優勝、23勝3敗(フェド杯の4勝も含め)と好調。
ランキングも6位とカンバックした。
セリーナ・ウイリアムズ 今年の成績
昨年10月のルクセンブルグ大会以来、ここ9大会中、8大会は決勝に進出しているNO.1のアザレンカ。
アザレンカ 全成績
セリーナ・ウイリアムズ対アザレンカ ビデオハイライト
大会データー:
MUTUA MADRID OPEN
男子€4,000,000 ATP Masters 56ドロー
女子$5,200,000 WTA Premier 64ドロー
ブルー・クレー
Madrid, スペイン
May 5 – 13, 2012
<男子準決勝>
◎3)R Federer (SUI) 62 63 ●7)J Tipsarevic (SRB)
◎6)T Berdych (CZE) 76(5) 76(6) ●10)J del Potro (ARG)
準決勝ビデオハイライト
<男子準々決勝>
◎7)J Tipsarevic (SRB) 76(2) 63 ●1)N Djokovic (SRB)
◎3)R Federer (SUI) 64 64 ●5)D Ferrer (ESP)
◎10)J del Potro (ARG) 63 64 ●16)A Dolgopolov (UKR)
◎6)T Berdych (CZE) 61 62 ●15)F Verdasco (ESP)
準々決勝 ビデオハイライト
<男子3回戦>
◎15)F Verdasco (ESP) 63 36 75 ●2)R Nadal (ESP)
ナダル対ベルダスコ ビデオハイライト
男子ドロー
<女子準決勝>
◎1)V Azarenka (BLR) 62 64 ●4)A Radwanska (POL)
◎9)S Williams (USA) 76(5) 60 ●Q)L Hradecka (CZE)
準決勝 ビデオハイライト
<女子準々決勝>
◎1)V Azarenka (BLR) 36 63 63 ●8)李娜(中国)
◎4)A Radwanska (POL) 64 64 ●Q)V Lepchenko (USA)
◎Q)L Hradecka (CZE) 76(8) 76(6) ●5)S Stosur (AUS)
◎9)S Williams (USA) 61 63 ●2)M Sharapova (RUS)
準々決勝 ビデオハイライト
女子ドロー
(記事 テニスジャパン 塚越 亘)