6月11日(月) フレンチオープン16日目 男子決勝戦
第1、第2セットを連取したナダル、第3セットも先にブレーク、2-0とする。
グランドスラム大会決勝でジョコビッチに3連敗していたナダルの勝利が見えてきたと思われた。
ところがまだフレンチオープンでは1セットも落とした事のないナダルが8ゲームも連続で落とす事が起こる。
土のコートで最強のナダルが1ゲームもキープできないのだ!
ナダルは第4セットも先に落とし、1-2とピンチになる。
試合の流れはジョコビッチに傾いてきている。
しかし、そこで雨がナダルを救う。
決勝戦は翌日に順延されたのだ。
そして2日間に亘った死闘はジョコビッチのまさかのダブルフォルトで終わった。
2日間の死闘の詳細


2012フレンチオープン
ローランギャロ、パリ、フランス
本戦 05/27 – 06/10, 2012 全仏日程表
<男子決勝>
◎2)R ナダル(ESP) 6-4 6-3 2-6 7-5 ●1)N ジョコビッチ(SRB)
ジョコビッチ対ナダル、グランドスラム大会で4回続けての決勝対決となった。
2011 ウィンブルドン決勝 6-4 6-1 1-6 6-3
2011 USオープン決勝  6-2 6-4 6-7(3) 6-1
2012 全豪オープン決勝  5-7 6-4 6-2 6-7(5) 7-5 とジョコビッチが3連勝している。
ジョコビッチ対ナダル 14勝18敗 全対戦成績
ジョコビッチが優勝したら、生涯グランドスラマーとなると同時に43年ぶりの“4大大会連続優勝”の偉業が達成される。
ナダル優勝だったら、ボルグを抜いて史上最多7回と言う全仏優勝回数を記録すると言う対決だ。
第1セット
ジョコビッチのサーブで始まる、いきなり0-40とピンチになるが、攻めるジョコビッチが3ポイント連取し、ジュースに持ち込む。
ジョコビッチのアングルショットを切り返すナダルが、4回目のブレーク・ポイントを掴み、ラリー戦をミスしたジョコビッチがオープニングゲームを落とす。
対照的にナダルはラブでキープした。(ナダル2-0)
ジョコビッチのサーブの第3ゲームも0-30とピンチ。
15-30からジョコビッチはバックのクロスを打ち、ネットにつくがナダルはフォアでダウン・ザ・ラインのパッシングショットをきれいに決める、15-40。
30-40、ジョコビッチのフォアの逆クロスはわずかにワイド、なんとナダル 3-0!
まだ1セットも落とさないで決勝に進出してきたナダルの強さが目立つ。
第4ゲーム、ジュース後にジョコビッチに初めてのブレーク・ポイントがきた。
19回続いたラリー戦、ナダルのバックのダウン・ザ・ラインがわずかにワイドとなる。
ジョコビッチがブレークした。(ジョコビッチ1-3)
わからなくなってきたぞ!
ジョコビッチがナダルを左右に振る事ができるようになってきた。40-0だ。
40-30、となるが、ジョコビッチはしっかりとキープ、ジョコビッチは2-3と追いついていく。
ちょっと雨が降ってきた。傘をさす人が増えてきている。
試合もそうだが、天気も荒れそうだ。
ナダルのサーブで15-30、ジョコビッチはコートの中に入り高い打点で打ってきている。
ジュースになる。
3度目のジュース、なんとダブルフォルト!
押されナダルはサーブを落とす!3-3だ!
ジョコビッチのサーブ、30-40、わからなくなってきた。
ジュースのするジョコビッチだが、バックをネットで、またブレーク・ポイントを握られる。
そしてなんと世界1のプレイヤーがセカンドサーブをネットにしてダブルフォルト!
せっかく追いついたジョコビッチだったがサーブを落とし、ジョコビッチは3-4!
ナダル、15でキープ、ナダルは5-3とする。
ジョコビッチはドロップ・ショット、トップスピンロブとあざやかに決め30-0、このゲームをキープする。
5-4、ナダルのサービィング・フォア・ザ・セット、凄いラリー戦、お互いに攻撃し、どちらに有利になるかわからないラリーが25回、ナダルのドロップ・ショットが決まる40-15とする。
最初のセットポイント、ナダルは良いサーブからフォアの逆クロスを決めて第1セットを取った。
第2セット
何これ?と思うような凄いラリ戦が続く、信じられない二人のコートカバリング。
最初のサーブをジョコビッチは落とす。
2-1、ナダルの第4ゲーム、ジョコビッチはカウンターのバックのクロスパスを決め15-40とブレーク・バックのチャンスを掴む。
攻めるナダルだが、13回のラリーで短いボールを強打でつき前に出たが、ジョコビッチはトップスピンロブを決めてブレーク・バック、2-2とする。
雨粒が感じられるほどになってくる。天気が心配だ。
3-3、ジョコビッチのサーブで30-40とブレーク・ポイントをナダルが握る。
ジョコビッチが攻めるラリーが続くが、18回目のショットはナダルがフォアに回り込み逆クロスを決めた。ナダル4-3だ!
ナダルはラブキープ、5-3とした。
ここで雨が強くなり、中断される。
約30分の中断後に試合は再開されたが、ジョコビッチは15-40とセットポイントを握られる。
30-40、ジョコビッチの強打をナダルはバックのカウンターでオープンに決めた!
サーブを落とす。
第3セット
ナダルのサーブ、30-30からジョコビッチは10回のラリー、フォアの強打を決めて30-40とブレーク・ポイントを握る。
ジョコビッチは攻めるがナダルが形勢逆転でジュースに。
ナダルは苦戦するが大事と言われる最初のサーブをキープする。
第2ゲーム、ジョコビッチのサービス・ゲームでは0-40
15-40からナダルは攻めに攻めブレーク、2-0だ!
勝負が決まったか?と思われたが、ナダルはサーブを落とす。
落とすと言うよりジョコビッチが1ポイント許しただけでブレーク・バックした。(ナダル2-1)
ジョコビッチの精神力も凄い。
せっかくブレークしたジョコビッチだが、自分のサーブで0-30とピンチ!
そこでジョコビッチはサーブ&ボレーで1ポイント返す、15-30、続けてナイスサーブで30-30と追いつく。
ジョコビッチの勝負根性は凄い (ここから逆転劇は始まった)
攻め勝って40-30とするが、バックをネット、ジュースに。
ジョコビッチはジュースに縺れるがキープ。(2-2)
勝負はわからない!ここまで2時間20分経過している。
ナダルのサーブで0-40だ!
ラリー戦、ナダルのドロップ・ショットをジョコビッチはネット(15-40)、次のポイント、ナダルはフォアをネットし、ジョコビッチは3-2とこの試合初めてリードした。
今日の試合、ジョコビッチは初めてのサービス・エースで40-15、エース級のサーブでとうとう4ゲーム連取、4-2とする。
傘をさす観客が増えている。天気はあやしい。勝負もあやしい!
ナダルのサーブ、30-30、凄いラリー戦後に前に出てきたジョコビッチをパス、40-30とゲームポイントがあったがジュース。
ナダルは攻撃、ウイナー級のフォアを2発連発するが、ジョコビッチは耐えた!ナダルはフォアをワイドに。ブレーク・ポイント。
ナダルはバックをロングに!ジョコビッチがまたもブレーク、5ゲーム連取で5-2だ!
サービィング・フォア・ザ・セット、まずは2本目のサービス・エース!で15-0、
攻めてボレーを決めて40-0、セットポイント!
ナダルのリターンはロング!
ジョコビッチが0-3から6ゲーム連取で取った。
まだ1セットも落としていないナダルが3-0から6ゲーム続けて落とした。驚きだ。(2時間39分かかっている)
第3セット
ナダルのサーブ、15-15から45回のラリー戦、ナダルはネットに!凄い!15-30。
ドロップ・ショットで30-30、
ジュースになり、ジョコビッチはブレーク・ポイントを掴む、そして前にでてきたナダルをバッククロスパスを決めた!
最初のゲームをジョコビッチはブレークした。(ジョコビッチ1-0)
ラブでジョコビッチはキープ、2-0、なんとジョコビッチはクレーNO.1のナダルに8ゲーム連取している!
ナダル、サービス・エースを決めて40-15、そしてフォアを決めてキープした。
試合時間は3時間を経過。あと数分で6時になるところ。
雨が激しくなり、ここで2回目の中断になる。
結局雨はやむ気配をみせずに男子決勝戦は翌日、13時からに順延された。
全仏の男子決勝戦が日曜日に終わらなかったのは、1963年以来、39年ぶりの雨天順延となった。
この順延がどのように勝負に影響するのだろうか?
天気は良くないが13時に決勝は再開される。
2-1、ジョコビッチのサーブから再開された試合はいきなりコーナーからコーナーへの凄いラリー戦、二人のスタミナに驚く!
30-30、21回続いたラリー戦、ジョコビッチはフォアをネット、何度も何度も自分の頭を叩くジョコビッチ。
ネットインしたボールを追うジョコビッチ、ナダルはバッククロスパスを決めて、ブレーク・バックだ。
ラッキーショット、ラッキーなポイントだったので、申し訳ないと手をあげて謝るナダル。(2-2)
2-2、25回続いた凄いラリー戦を制したナダルが15-0、ラブでキープする。(ナダル3-2)
ジョコビッチも15でキープ、3-3。
最後のポイント、ジョコビッチのバックのダウン・ザ・ラインは「アウト!」のコールがあったが、ナダルはサイドラインにかかっていた事を認める。
(1ポイントでも取りたい時なのに、ナダルのフェアープレーの態度が立派!観客からも大きな拍手が。感激だ!)
ナダル15でキープ、ナダル4-3。(あれ~っ!また雨粒が)
30-30からサービス・エース級そしてサービス・エースでジョコビッチがキープ、4-4、凄い勝負だ!
ナダルはラブでキープ、5-4、あと1ゲームでフレンチオープン勝利、ジョコビッチに対してグランドスラム大会決勝3連敗をストップできる。
ここでまたまた凄い雨!しかし選手達はプレイヤーズラウンジに引き上げる事なくベンチで待機させられる。
まだ完全に止んでいないが試合は再開された。
4-5、ジョコビッチのサーブで再開だ。
ジョコビッチはキープ、5-5とする。
太陽が出てきた。
30-0からのポイント、ナダルはジョコビッチのアウト臭いボールを続けてプレーしてしまう。
もう後の祭りだ。そんな事もあり2ポイント続けて落としたが、ナダルはしっかりとキープした。(ナダル6-5とする)
5-6、ジョコビッチのサーブ、30-30からナダルは攻め、短くなったボールをフォアの逆クロスで決める。
チャンピオンシップ・ポイントだ!
ジョコビッチのファーストサーブはフォルト!
続くセカンドサーブ、なんとジョコビッチのサーブはスピンが充分に効かずサービス・ラインを越えてしまった!
ナダルは崩れるように両膝をつき、いつでもサポートを続けてくれているファミリーボックス席に向かって両手を天へとのばし、感謝の気持ちを表す。
2日間にわたった死闘は意外な形で終止符がうたれた。
<男子準決勝>
◎1)N Djokovic (SRB) 64 75 63 ●3)R Federer (SUI)
◎2)R Nadal (ESP) 62 62 61 ●6)D Ferrer (ESP)
<準々決勝>
◎1)N Djokovic (SRB) 61 57 57 76(6) 61 ●5)J Tsonga (FRA)
◎3)R Federer (SUI) 36 67(4) 62 60 63 ●9)J Del Potro (ARG)
◎6)D Ferrer (ESP) 64 67(3) 63 62 ●4)A Murray (GBR)
◎2)R Nadal (ESP) 76(4) 62 63 ●12)N Almagro (ESP)
<4回戦>
◎1)N Djokovic (SRB) 46 67(5) 63 75 63 ●22)A Seppi (ITA)
◎5)J Tsonga (FRA) 64 76(6) 36 36 64 ●18)S Wawrinka (SUI)
◎3)R Federer (SUI) 57 75 62 64 ●L)D Goffin (BEL)
◎9)J Del Potro (ARG) 76(6) 16 63 75 ●7)T Berdych (CZE)
◎6)D Ferrer (ESP)  63 62 60 ●20)M Granollers (ESP)
◎4)A Murray (GBR) 16 64 61 62 ●17)R Gasquet (FRA)
◎12)N Almagro (ESP) 64 64 64 ●8)J Tipsarevic (SRB)
◎2)R Nadal (ESP) 62 60 60 ●13)J Monaco (ARG)
男子シングルスドロー
<女子決勝>
◎2)M Sharapova (RUS) 6-3 6-2 ●21)S Errani (ITA)
シャラポワは2004年ウィンブルドン、2006年USオープン、2008年オーストラリアン・オープンに続き4つ目のグランドスラム大会優勝を飾り、生涯グランドスラマーとなった。
<準決勝>
◎21)S Errani (ITA) 75 16 63 ●6)S Stosur (AUS)
◎2)M Sharapova (RUS) 63 63 ●4)P Kvitova (CZE)
女子シングルスドロー
男子ダブルスドロー
女子ダブルスドロー
男子予選ドロー
女子予選ドロー
その他ドロー
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
パリ時刻 (時差-7時間)
(記事 テニスジャパン 塚越 亘)