7月8日(日) ウィンブルドン 最終日 男子決勝
フェデラー対マレーの決勝戦が行われた。
オプニングゲーム、最初にブレークに成功したのはマレー、マレーの攻撃力が冴え第1セットをマレーが取ってイギリス人として76年ぶりのウィンブルドン優勝の期待が大きくなったのだが。
優勝したのはフェデラー。
フェデラーはグランドスラム大会では2010年の全豪オープン以来、17回目の優勝。
ウィンブルドンではピート・サンプラス(米国)と並んで7回の最多優勝回数。
30歳と335日で優勝し、ウィンブルドン男子シングルスでは1975年32歳で優勝したアーサー・アッシュ(米国)以来の年長記録。
2010年6月以来、約2年ぶりにNO.1の座にも返り咲いた。
4回目のグランドスラム大会決勝の挑戦で敗れ、残念ながら4戦全敗したマレーだったが、
「イギリス全土にこの2週間、興奮をありがとう」とスー・バカーがコートサイド・インタビューで言うと
「最善を尽くしたがダメだった。
大きな応援をありがとう」と言葉を探しながら、悔しさで泣き崩れるマレー。
マレーには「いつかきっと優勝できるよ」と大きな拍手がいつまでも鳴りやまなかった。
2012年ウィンブルドン決勝ビデオハイライト
2012年ウィンブルドン決勝の詳細:


<男子決勝戦>
◎3)R フェデラー(SUI) 4-6 7-5 6-3 6-4 ●4)A マレー(GBR)
1936年のフレッド・ペリー以来、76年ぶりのイギリス人優勝を願うイギリス期待の一戦がフェデラーのサーブで始まる。
ロイヤルボックス席にはサッカーのベッカム夫妻、キャメロン・イギリス首相、キャサリン妃などなどの顔も見られる。
最初のポイント、
セカンドサーブから7回目のショット、フェデラーが押され、フォアをワイドにすると大きな拍手が。
マレーに対する期待の大きさが感じられる。
30-40となり、フェデラーがドライブボレーをロングにし、マレーがブレーク・バックすると、「イエーィ!」と言う大きな歓声が。
コーチのレンドルが「フォアをもっとアグレッシブに」変えたと言うがマレーは先にフォアで攻撃する。
第2ゲームをキープ、マレー2-0だ。
第3ゲームもジュースに持ち込むマレー、しかしフェデラーがキープ。
エンジン全開のマレー、まだまだ相手の様子を見ながらプレーしているフェデラー。
2-1、マレーは良いサーブからの攻撃で40-15とゲームポイントを握るが、ジュースにしてしまう。
2度目のジュース、10回目のショット、フェデラーはバックのダウン・ザ・ラインを決めた。ブレーク・ポイントだ。
そして今度はフォアを決め、ブレーク・バックする。2-2
フェデラーのサーブ、2度目のスマッシュをロング、0-30となるが、2度のジュースの末にキープ、フェデラーが3-2とする。
マレー、40-15からジュースにされるがキープ、3-3。
3-4、マレーのサーブ、0-30となるが2度のジュース後に、フェデラーがブレーク・ポイントを握る。
3度目のジュースで2度目のブレーク・ポイントをフェデラーが握ったが、マレーが5回目のジュースの末にキープした。
ナイスキープのマレー、4-4となる。
バックのドロップ・ショットをマレーは体をめがけて打つとフェデラーは思わずひっこめる15-30
そして次のポイント、フェデラーはフォアをロング、15-40とブレーク・ポイント
11回目のショット、フェデラーはフォアをネット、マレーが大事なところでブレーク! 5-4!
マレーのサービィング・フォア・ザ・セット、
マレーはフェデラーのバックサイドはサービス・エースを決めて40-15とセットポイント!
ストレートにナイスサーブ、フェデラーはバックをフレーム気味にミスショット、マレーが第1セットを取った。
第2セット
第2ゲーム、30-40とブレーク・ポイントを握られるが、3度目のジュースの末にマレーはキープした。
ナイスキープ、1-1
フェデラーもレベルを上げてきた。両者の凄い攻防が続く。
フェデラーのサーブ、2-2、今度はマレーが15-40とブレーク・ポイントを握るが、ジュース。
マレーは何度もフェデラーのスマッシュを拾うがフェデラーがスマッシュを決めキープ。(フェデラー3-2)
マレーはラブキープ、3-3。
フェデラーもラブキープ、4-3。
マレー15でキープ、4-4。
4-4、フェデラーのサーブ、30-15からフォアをロング、バックをロングで30-40とブレーク・ポイントを握られる。
雲行きが怪しくなってくる。試合のゆくえも、天気のゆくえも。日は差しているが黒い雲が出てきた。
マレーは攻めるがロング、ジュースに。
マレーはネットに出てきてボレーを決めた。2度目のブレーク・ポイント。
フェデラーはスマッシュを決め、ジュース。
フェデラーは3度のジュースの末にキープする。(フェデラー5-4)
マレーはラブキープ、5-5、マレーはフェデラーに比べ、楽にサービス・ゲームをキープしている。
フェデラーはダブルフォルト!30-30、40-30からのポイント、マレーのリターンはネットにあたりポイトリとイン、ジュース。
嫌な展開だが、フェデラーはしっかりキープする。(フェデラー6-5)
マレーのサーブ、30-0とするが30-30になってしまう。
14回目のショット、フェデラーは強打でフォアのショート逆クロスを放ちネットにつき、次はワイド臭かったがそれをそのままドロップ・ボレー、
マレーはダッシュしロブを試みるがロング!
30-40とセットポイント!
16回目のラリー、フェデラーはフォアのショートクロスを放つ、そして18回目のショット今度はバックのトップスピン・ショート・クロス、
そしてスルスルスルと前に出てバックのドロップ・ボレー、ワン・チャンスを生かし第2セットを取り返した。
第3セット
1-1、フェデラーのサーブ、40-0のところで遂に雨が。
今日の天気予報はあまり良くない。両者センターコートから引き上げる。
この雨の中断はどちらに味方するのだろうか?
4時50分すぎ、約30分強の中断後、センターコートの屋根は閉めた状態で再開される。外は雨。
40-0から再開され、フェデラーは1ポイント取り、キープする。
2-3、マレーのサーブは40-0、ここからフェデラーはバックのトップスピンのリターン・エースを連発、マレーのセカンドサーブを攻めていく。
中断中にアナコーン・コーチと考えた新しい戦法だろうか?
ドロップ・ショットを追うマレーが左足をちょっと捻る。ジュースになる。
2度のジュース、フェデラーは攻め勝つ。ブレーク・ポイントがあるが、マレーも負けていない。
3度目のジュース、フォアでセカンドサーブを攻め2度目のブレーク・ポイント、マレーはここではバックにサービス・エース級を!
凄いバトルが続く
マレー、バックをネット、3度目のブレーク・ポイント、フェデラーは思い切りマレーのセカンドサーブをフォアに回り込むがマレーが落ちついてオープンに決める。
ジュースの数は7回、4回目のブレーク・ポイント、
8回目のジュース、このゲームだけで15分かかっている。5回目のブレーク・ポイント、フェデラーのバックはロング。
10回目のジュース、18分かっている。
マレーはフォアのハイボーレーをクロスに、フェデラーはロブ、その時マレーは足を滑らせ尻もちをつく、すぐロブを追うが間に合わない、オンライン。
チャレンジするがオンンラインだ。 フェデラーはこのゲームで6回目のブレーク・ポイントを握る
セカンドサーブをフォアでせめる、次のボールもフォアでクロス、そして次はフォアで逆クロス、フォアで攻め勝ちとうとうブレークする。
フェデラーは4-2とリード マレーは40-0から20分以上もかけてサーブのキープに失敗した。
フェデラーの攻撃は凄い、マレーもそれに良く耐えて頑張っているが、フェデラーキープ、5-2。
5-3、フェデラーのサービィング・フォア・ザ・セット、
フォアのドロップ・ショットそしてマレーの返球のコースを読みフォアボレーでオープンに決める。うまいな~ぁフェデラー!
マレーも打ち合いをフォアのクロスで決めた。マレーも凄い。
30-30から18回のラリー戦、マレーのフォアがワイド、40-30、フェデラーにセットポイント!
ここでマレーのバックに渾身のノータッチ・サービス・エース!
第3セットも6-3でフェデラーが取った。
第4セット
第2ゲーム、フェデラーのサーブ、マレーがフェデラーの攻めと対等に攻め合い始める。
30-30からマレーが攻め勝ち30-40とブレーク・ポイントを握る。
マレーのフォアのダウン・ザ・ライン・パスは惜しくもワイド、ジュース。
フェデラーは苦戦したが、しっかりとキープ、1-1とする。
ドロップ・ショットと見せかけ、そのままフォアのスライスで決めるなど、フェデラーのテニスが冴えてきている。
ラブでキープ、2-2とする。
2-2、マレーのサーブ、15-40、
15回のラリー後、フォアの逆クロスを打ち前に出るマレー、フェデラーは美しいバックのクロスパス決めた!
フェデラーが3-2とここでブレークに成功する。
フェデラーはキープ、4-2。
流れるようなフェデラーの芸術的テニスが展開される。
3-5、マレーのサーブ、40-15から、フェデラーはフォアのダウン・ザ・ライン・リターン・エース、
フォアのクロスショットを決めてジュースに持ち込む。
2度目のジュースの末にマレーはキープする。
マレーもしぶとく自分のできる最大限の力をだしているようだ。
5-4、フェデラーのサービング・ファオ・ザ・チャンピオンシップ
マレーのランイング・パス、飛びつくフェデラーのボレーはロング、0-15
マレーのトップスピンロブはわずかにロング、15-15
Tへサービス・エース級、30-15
Tへサービス・エース!白いチョークが飛び散る、40-15とチャンピオンシップ・ポイント
ファーストサーブはクロスへのサーブ、「フォルト!」のコール
フェデラーは5回目の深いバックをネット、40-30
Tへナイスサーブ、短く返球されたボールをフォアでクロスに打ちネットへつく、
マレーはランニングフォアのクロスパスを放つ。「アウト!」のコール!
コートへなだれ崩れるフェデラー、3年ぶり7度目のウィンブルドンチャンピオンになった。
そしてNO.1の座も取り戻した。
「イギリス全土にこの2週間、興奮をありがとう」とスー・バカーがコートサイドインタビューで言うと
「少しづつ近づいているけど、
最善を尽くしたがダメだった。
大きな応援をありがとう」と泣き崩れるマレーに大きな拍手が。
「3年ぶりで凄く環境が変わった。
この優勝は特別なもの」とフェデラー、プレイヤーズ席からは双子の娘がフェデラーパパを見つめる。
大会データー:
2012 ウィンブルドン
ウィンブルドン、英国
128ドロー、芝
本戦 6/25 – 7/08, 2012
<決勝>
◎3)R Federer (SUI) 46 75 63 64 ●4)A Murray (GBR)
<準決勝>
◎3)R Federer (SUI) 63 36 64 63 ●1)N Djokovic (SRB)
◎4)A Murray (GBR) 63 64 36 75 ●5)J Tsonga (FRA)
<準々決勝>
◎1)N Djokovic (SRB) 64 61 64 ●31)F Mayer (GER)
◎3)R Federer (SUI) 61 62 62 ●26)M Youzhny (RUS)
◎4)A Murray (GBR) 67(5) 76(6) 64 76(4) ●7)D Ferrer (ESP)
◎5)J Tsonga (FRA) 76(5) 46 76(3) 62 ●27)P Kohlschreiber (GER)
<4回戦>
◎1)N Djokovic (SRB) 63 61 63 ●V Troicki (SRB)
◎31)F Mayer (GER) 63 61 36 62 ●18)R Gasquet (FRA)
◎3)R Federer (SUI) 76(1) 61 46 63 ●X Malisse (BEL)
◎26)M Youzhny (RUS) 63 57 64 67(5) 75 ●D Istomin (UZB)
◎7)D Ferrer (ESP) 63 62 63 ●9)J del Potro (ARG)
◎4)A Murray (GBR) 75 62 63 ●16)M Cilic (CRO)
◎5)J Tsonga (FRA) 46 76(4) 64 64 ●10)M Fish (USA)
◎27)P Kohlschreiber (GER) 61 76(4) 63 ●Q)B Baker (USA)
<3回戦>
◎9)J del Potro (ARG) 63 76(3) 61 ●19)錦織 圭
男子本戦ドロー
錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 22歳
ロンドン現地時刻(日本との時差は-8時間)
ウィンブルドンの天気
ダブルスではマレーがイギリス人として64年ぶりにウィンブルドン優勝
<ダブルス決勝>
◎W)J Marray(GBR)/F Nielsen(DEN) 46 64 76(5) 67(5) 63 ●5)R Lindstedt(SWE)/H Tecau(ROU)
同じように聞こえるマレーだが、シングルス準優勝のマレーのスペルは Murray 。
優勝後のインタビュー
男子ダブルスドロー
女子シングルスドロー
女子ダブルスドロー
男子シングルス予選ドロー
女子シングルス予選ドロー
(記事 テニスジャパン 塚越 亘)