1日1つの納得


1番好きな選手はと聞かれれば、間違いなくフェデラー選手ですが、ストロークのフォームが理想的な選手と言われたら答えるのがアルゼンチンのナルバンディアン選手。探せばこのような角度での動画がYouTubeには沢山あるのですね。情報をどこでも得る事の出来る、非常に便利な時代になりました。それにしてもナルバンディアン選手は打点が高く、ボールを打つ時に体の軸がまったくぶれません。そして少しでも相手のバランスが崩れると、即座にコートの中でプレーをする所は学ばなければいけません。もう少しフォアで打つ範囲を広げることも可能なのかもしれませんが、バックハンドでこれだけ角度をつけて相手をコートの外に追い出せるのですから、フォアハンドに頼り無理をする必要もないのかもしれません。この角度で映像を見て、新しいイメージが湧いてきました。
最近は私のブログに掲載している選手の動画をアカデミーの選手に見るように伝えているので、子ども達にも良いプレーのイメージが少しずつ出来ているように感じます。
頭の中でイメージ出来ない事をコートの中で表現するというのはほぼ無理なわけですから、出来る出来ないは別として良いイメージを常に持っているというのは非常に重要なことです。

最近読んだ本の中で、練習の取り組み方について次の様なことが書かれていて印象に残りました。
『練習には試合以上の気迫が必要とされる。練習で妥協すれば終わります。妥協しない気迫が要ります。』『1日1つの納得を目標としてきた。練習の時、1つの納得を得るまで球を打ち、納得出来なければ1晩中でも球を打ち続ける。小さな納得でも大きな納得でもいい。1日1つの納得と出会えれば妥協球は打たないで済む』
妥協をしない選手の育成、その為にはコーチも妥協しないことがまず第1でしょうか。
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