in the ZONE

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本日行われたITFインドネシアG4のセミファイナル。
自分を奮い立たせ、最後まで全力を出し切った笠原選手に勝利の女神が微笑みました。

Shoki KASAHARA (JPN) [16] 2-6, 6-3, 6-4 Irfandi HENDRAWAN (INA) [6]

試合はファイナルセットの4?4までもつれる大接戦でした。
準決勝の緊張と、相手のプレーの質が笠原選手を上回り、簡単にファーストセットを落とします。セカンドセットは相手が集中力を欠いた最初のゲームをブレークし、一気に4ゲーム連取。次のゲームをブレークバックされるものの、その後は落ち着いて自分のサービスをキープしてセカンドセットを奪い返します。

ファイナルセットは先にブレークを許し、2?4とスコアも体力も苦しくなりましたが、そこからは体力を押さえる為に自分から先に攻めてネットで早めにポイントを終わらせ4?4に追いつきました。ここの2ゲームのプレーは完全にゾーンに入っていました。本人も言っていたのですが、自分でも不思議な程、体が自然に動いたと言っています。ここが本当に大きかった。
4?4の場面では何度もブレークポイントを握られても挽回してのサービスキープ。
最後のポイントでは、相手がファーストサーブを打った所でまさかの痙攣。何とかセカンドサーブを打ちますが、サイドラインを割りダブルフォルトで試合終了。
終わった後は2人ともその場から動けないほどの死力を尽くした素晴らしい試合でした。諦めてもおかしく無い場面でも、自分を奮い立たせて戦い続けたことがこの結果につながりました。
テニスはやはり技術だけではなく、メンタルも強くなければ勝利することは難しいということを改めて学ばせてもらいました。

明日の決勝はITFインドネシア2週連続で決勝に進出しているインド人の選手。
Shoki KASAHARA (JPN) [16] vs Rishab AGARWAL (IND) [1]

笑っても泣いても明日がトーナメント最終日。
持てる力を全て出して、最後まで戦って欲しいと思います。

今回残念ながら敗退した町田選手も、同じチームの笠原選手の活躍を目の前で見て、自分も出来るんだという気持ちで練習に取り組み、トーナメントで1週間戦い切る為に必要なことを学んでいます。
今まで私達はトーナメントに出場すれば、水曜日には日程が終了していたチーム。
水曜日からトーナメント最終日までの4日間を経験出来ている意味は非常に大きいです。
最終日(目標)を知るからこそ、いずれトーナメントで優勝できるんだということを信じて頑張ります。


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