教科書には載っていないドロップショット

現在そのプレーに注目している選手が2人。
Andy Murray選手とBernard Tomic選手。
Murray選手、Tomic選手ともに戦術に長けていて、2人とも対戦相手の足を止める様に、上手く間を使って(タメといってもいいでしょう)ボールを打っています。
現在プレイヤーズクラスの選手にはこちらの「間」を身につけて欲しいので、2人の選手をよく研究してみて下さい。

【Andy Murray】
サーブから3本目攻撃の精度、高いディフェンス能力とスライスを使用した後の次のショット等がとても勉強になります。オフェンス、ディフェンスともにこれまで紹介してきた戦術を上手く使ってゲームを組み立てています。
「50の戦術」のお手本のような選手ともいえます。
(過去の戦術についての記事は、メニューの戦術とテクニックからご覧下さい。)


【Tomic】
1番上にある動画のTomicが打つドロップショット。
これは教科書には絶対に載っていませんね。
こういう発想が、私には全くありませんでした。驚きです。
わざとペースを落としておいて、相手が同じリズムに合わせた時に一気にペースを上げる(そのタイミングとショットの隠し方絶妙)、Tomic選手。
また、ペースを上げた時のボールが[ラットショット]なので、相手は更にバランスを崩されています。
相手はかなりやりにくいことでしょう。
それをやらせてくれずにどんどん展開される相手には厳しい時もあるでしょうが、結果が出て来ていますからね、通用するのでしょう。
相手に攻められている時のディフェンスはほとんど無理をしません。

オフェンスをされた時には、一発逆転のショットのみを狙う選手。こんな選手のテニスを見ると、思わず天を仰いでしまいます。そんな選手には、両選手の堅実なテニスと、ディフェンスからもチャンスを伺う姿勢をぜひ学んで欲しい部分です。




春休みタイローカルトーナメント遠征要項

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