ゲームメイクを教えたいんだけど、、、

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今日の午前中はピラミッドテニスアカデミーのインドアクレーコートを使用し、練習を行いました。ここのクレーコートは、とても高くボールが跳ね、ベースラインから後ろがかなり広い、素晴らしいコートです。
今回の練習の目的として選手に伝えていることは「全身を使ってボールを打つこと」「スライドフットワークを利用してのディフェンス」の2つです。
その2つを身につける中で、ネットプレーやドライブボレーといった積極的にポイントを奪いにいく姿勢、ショットのセレクション(時間をかけて体勢を立て直すようなループボール、キープボールでのボールの深さ、速いボールに合わせるカウンターショット、ボールが甘ければ回り込んでのフォアの攻撃等)や、試合の組み立てを、自らが学んでいってもらいたいと思います。
昨年オレンジボールに行った際に、カナダのナショナルチームのコーチに、「ゲームメイクを教えたいんだがいい案はない?」と尋ねた時に、「クレーコートで練習させる以外にかい?」と逆に聞き返されたのが、とても印象的でした。
戦術というガイドラインを示し、多彩なショットを用い、コートのスペースを縦、横、高さを有効に使い、時間を操り、粘り強く且つ大胆に試合を組み立てるという、コート全面を使うテニスが理想です。

そうそう、こんな風に全身全霊をかけてボールを打ち込むスピリッツも学んで欲しいです。
どんな状態の時も全力で取り組むというナダルのスタンスが、大好きです。
人の心を揺さぶる、感動させるというのはまさしくここです。



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