後ろに下がるのは、ディフェンスの時だけではありません

Palmの2週目のトーナメントは、5-8位順位決定戦で、チームメイトのタイ人選手、ウズベキスタンの選手に勝利し、5位で大会を終了しました。
最後は、スーパータイブレーク3-9からの逆転だったようです。
この2週間、1週目のシングルスは2回戦で敗退、そこから会場での練習、APFに戻ってきてプレイボレートレッス等で調整し、今大会は高いパフォーマンスで試合が出来たようです。
いい経験が出来て、ひとまわり成長出来たのではないでしょうか。

さて、こちらの動画はベルギーのアンタワープで行われた、Kim Clijsters vs Andrea Petkovicの試合。
クリスターズ選手のプレーを見て、改めて戦術的な選手である事を再確認しました。
クリスターズ選手は、ベースラインの後ろに下がってプレーが出来る選手です。
後ろに下がる理由は、次に前に入る為です。

最初のポイントを見ていただくとわかるのですが、サーブ後、後ろに下がって角度のついたフォアハンドクロスコートを打っています。
コートの中からでは、なかなか角度をつけるのが難しいのですが、後ろに下がることで初速の速いクロスコートアングルがあの場所に打て、次のボールでコートの中に入り、深くない場所にバックハンドクロスコートを打って前に出ています。

またリターンからもわざとポジションを下げて重いボールを打っている場面も見られます。

ポジションを下げることは全てが、ディフェンシブ、ディフェンスというわけではありません。

わざと下がることで、次のチャンスを生み出す事にも繋がる事を知っておく必要があります。

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