ディフェンシブではなくて、ディフェンスです!!

ディフェンスとオフェンスはスポーツにおいてとても重要な要素です。
ただ、ディフェンスとディフェンシブは全く違います。

今日の紹介は、オフェンシブなディフェンス。攻撃的なディフェンス。

錦織選手対ラオニッチ選手の1場面。

上から1

ラオニッチ選手のダウンザラインバックハンドに対して、錦織選手の最初のポジションはここ。

 

上から2

横に動くのではなく、そこから素早く斜め後ろに走っていきます。

上から3

すでに肩を入れて(左手があごの下)構えています。

上から4

足をクロスさせてボールを打ち終えています。

 

上から5

ボールはクロスコートへ。

上から6

すぐさま、相手のバランスをみて次の返球への準備。

恐らく、ボールの深さから斜め後ろに走る事が最善であるという選択で、この場面は斜め後ろに走っていったという事が想像出来ます。

斜め後ろに下がる事での利点は、

・ネットからの距離がある分、角度のついたボールを打つ事が出来る。

・体の前のスペースが出来る為、ラケットを加速して振る事が出来る。重いボールを打つ事が出来る。

この場面で、ベースラインから下がらないとどうなるか。

・体の前のスペースが不十分で、ラケットを加速出来ない為、勢いの無いボールになりやすい。

・相手のコートへの返球が早くなるので、自分が態勢を整える時間を作れない。

前回のブログでも書きましたが、大切なのはその場面で最適な選択が出来るかどうかです。

「ベースラインから下がらない」プレーも必要な時もあれば、下がった方がより効果的なボールを打つ事が出来る場面もあるわけです。

同じような場面で、「どうして相手から攻められているのに、後ろにポジショニングしないの?」と質問をすると

「コーチからベースラインから下がるなと言われたから」

こんな答えをするジュニア選手がためにいます。

結果を踏まえて自分の頭でよく考えてみましょう。

その積み重ねが、みなさんの上達につながるはずです。

こちら横からの写真になります。

横から1 横から2

横から3

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