エラーを少なくボールへの集中力を養う/ヨーロッパ遠征 Day28

6月28日 ヨーロッパ遠征 Day28 ザグレブ 晴れ 30度
夏らしい良い気候の1日だった。今日も2か所のクラブにお邪魔して午前中は基礎練習、午後はセット練習を行った。

ヨーロッパに来てからの練習ではエラーを少なくボールへの集中力を養うために回数を数えてラリーすることを行っている。最初は時間がかかった50往復のラリーも今ではほとんどの選手が1球目で達成するようになってきている。ルールはある程度のペースで打ち合うことだ。

日々の練習というものは体が疲れていたり気分が乗らなかったりするのは人間なら普通の事だがトップのテニス選手を目指しているのならそれでは普通の選手にしかなれないのだ。今日は朝の練習の前に明日がグランドスラムの試合の日と思ってコート上に立ってほしいと話した。選手は気持ち次第でやる気も出るし動きもよくなるのだ。

テニスヨーロッパハンガリー12歳以下に残っている田島尚輝は2-5劣勢から1ゲームも落とさない逆転で決勝戦へ進んだと帯同しているゾルタンから知らせが入った。

一方デンマークで勝ち残っている井上晴からも強敵を破り明日の準決勝へ駒を進めた知らせが入った。

夜家で食事の用意をしていると隣のおじさんが焼豚(丸焼き)の破片を大量に持ってきてくれた。思わぬごちそうの今夜の食事となった。昼間昼食を取りに行ったザグレブの中心でもパン屋さんで全員の分のドーナッツを無料でごちそうしてくれたり素朴な人が多いクロアチアだ。

明日はザグレブのチームの一つSOPOTテニスクラブと対抗戦の予定だ。
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