構える!

ストロークでもボレーでもどんな選手でも必ず必要です。
しかも重要です!!
特にボレー時・・・


今一度自分の構えについて再確認してみましょう。
ちゃんとできてますか???

ストロークの時はある程度全身リラックスをして、しっかりとスプリットステップをする・・・
そんな感じでいいと思います。ただ、状況によっては少し変化が必要です。
例えば・・・
相手におそらく速いボールで打ち込まれるとき・・・
自分がいい所に打つことができて相手の体勢が崩れた時等々・・・

相手に打ち込まれるときはいつもより体勢を低くして、スタンスを広くとります。スプリットステップも飛ぶ、というよりはむしろ沈む、という感じでしっかりと構えます。なぜならば、打たれる、ということは必然的に左右に反応することがほとんどだからです。前後、というのはかなり少ないのではないでしょうか。
なので、できるだけ左右に早く反応できるような構えに切り替えます。構える位置もベースラインよりは後に下がるようにすると、より遠いボールも返せる可能性が上がります。気をつけることはドロップショット。あまり下がりすぎると取れませんが、それは回数的には少ないので、なんとか対処できるようになると最高です。

次に、相手の体勢が崩れた時・・・
これは前のとは逆で、むしろ姿勢は少し高めで特に前のボールに対しての反応を早くする必要があります。
なので、構える位置もベースラインの上、もしくは少し前くらいで相手のボールを見てから次の攻めにつなげましょう。しっかり構えるというよりは、短いボールに対しての準備が優先されます。気をつけることは相手のカウンターショット。ただし、相手の体勢をよく観察できれば人によっては打つか打たないか判断できますので、そこまで観察できると最高です。

そして、ボレー時です。
これは、展開の速い男子選手に特に多いのですが、スプリットステップはその場ではなく、少し前方向に本当に2,3センチくらいジャンプします。ジャンプというレベルではないくらい上には少しです。
なぜ前かと言うと、一瞬の判断でボールを打つのでその場で構えるより早く前にラケットをセットできる、前で打てたほうが攻撃力が高い、あとはとにかく反応するためです。
ただ、ボールを返すだけなら、足を止めて膝を曲げ、ジャンプせずにスタンスだけを低くし、ブロックに専念しますが、攻撃的なボールは打てません。
ボレーでは最初の一歩が勝負です。そこで打てるボールの種類も決まります。せいぜい二歩くらいしか動けませんから、その一瞬に勝負を懸ける構えになるのです。
それと、ボレーの時の構えのラケットの位置ですが、基本的には真ん中~少しバックよりくらいです。さらに、高さは特別身長が高くない(2メートルとか)かぎり腰より高い位置にします。ローボレーでラケットを下げるにもハイボレーでラケットをあげるにもちょうどバランスのとれた位置です。
ボレーはストロークと違ってフォアで回り込む機会なんてほとんどないですし、体の正面はバックで取ったほうがバランスも崩れにくいです。フォアボレーは打点が遅れても最悪面だけで返すことができますが、(それもある程度までですが・・・)バックボレーは打点が遅れたらアウトです。
なので、バックを意識した構えをお勧めしますが、個人差があるので自分に合った構えというものを探してみてください。

トッププロの構えは非常に参考になります。打ち方はよく写真で見ますが、構えについてはあまりクローズアップされないですから、映像、本物でしか見る機会はないですが・・・

これだけで、反応速度がかなりアップする方もいるはずです。お悩みの方は是非一度試してみてください!!

あとは・・・

気合い!!!!!!!!!!

コメント

  1. 中村 さん : 2007.10.28

    19:30にスタートする試合に出場します。
    リラックスして構える…試合になると力が入ってしまってなかなかこれができないんですよね。
    でもトライしてみます。

    返信

  2. ゆーま さん : 2007.10.29

    試合の結果はいかがでしたか??
    試合はやはり緊張しますから、多少はしょうがないです・・・
    せめて肩の力だけでも抜けるといいですね~

    返信

  3. N さん : 2007.10.30

    勉強になります(泣)こんな事教えてくれるコーチどこ探してもいません・・・

    返信

  4. ゆーま さん : 2007.11.02

    Nさん

    コメントありがとうございます!
    単純な事ってけっこう考えると難しい、分からないってありますよね。
    そんな些細な事も書いてみたいな~ということで書いてみましたが僕もしっかりとこれをコーチしたことは無いかもです。
    そういった意味でもお役に立てれば何よりです。

    返信

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