テニスでの性格

テニスでは性格を悪くしましょう!!
というとかなりの唐突さですが・・・

テニスで相手を倒すならば、その相手が嫌がることを自ら進んでしなければいけないし、全て自分の都合のいいようにしたいのです。
性格が悪いスポーツですね・・・


というのもコーチをしていると時々思うんです。
自分のやりたいことをすればポイントをとれるわけではない、ということです。
ジュニアの練習で(ジュニアじゃなくても)その日にポイントを取る、いわゆる決めパターンを練習したとします。
その後のポイント練習でそれをイメージしてプレーするのはいいのですが、負けるまでやったらだめです。
勝つために必要な練習をして負けたら意味ないです・・・
ということは・・・
その選手は使い方が違うんです・・・
そのパターンは数え切れないほどあるポイントの取り方の一つにすぎないのであって、その他にもポイントを取らなければいけないのですから。
あくまで練習のポイントで使ってみて、どんな場面で、どんな状況で効果があるのかを選手自身が理解しなければまったく意味ないです。

覚えたことを使いたくなるのは分かりますが、勝ちにつなげなければいけないことを覚えるべきです。
これは色々な方に当てはまるかも・・・

例えば・・・
女性のダブルスで、決めのハイボレーをストレートに打つ練習をしました!
いざ、試合形式の時に打つと・・・
ポイントは取れません・・・
だって相手も来るの分かってますから・・・
そして・・・
ムキになる・・・
どんどんムキになる・・・

・・・・・・・・・・・・・

自滅・・・

練習で上手くいっても試合ではまた別です。甘いボールをストレートに・・・
なんて誰でも聞いたことあります。
それの準備を相手がするのは当たり前ですよね。
素直な方ほど泣きを見ます。
皮肉なスポーツです。

その方は使う場面を色々工夫してみましょう。
試合で使ってみて初めて効果が実感できるものです!
しかも、試合でできれば、練習で100球打つよりも実になります。

というわけで、いかに相手をだまして、予測されない所にボールを打つかが大事になります。

こんな経験ありませんか?

打ったらそこに相手がいた!!!

ひょっとしたらそこに打たされているのかも・・・

「たまたまボールが来たのよ~」

なんて言葉を真に受けてはいけませんから!!!

できることならコートの中でだけ性格を悪くしましょう!!
コートの外では皆さんの好かれる方がいいですもんね!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。