クルム伊達公子使用ラケット、ヨネックス「S-FiT」シリーズ新発売
ヨネックスから、""ラクに飛ばせる""パワーとスピードを兼ね備えた、テニスラケットの新シリーズ「S-FiT」が発売された。同シリーズのS-FiT3は、今年からWTAツアーに本格参戦したクルム伊達公子プロが8月の大会から使用している。
クルム伊達公子プロは、この「S-FiT3」を使用し、2009年に開催された韓国オープンで、次々と世界トップ選手を撃破し、1996年8月以来、13年振りとなる、生涯8つ目のタイトルを手に入れた。
⇒韓国オープン、クルム伊達が13年ぶり優勝
シャフトが4本構造で、ガットの張り方も2パターンあり、ガットの張り方によってスピードパターン(弾きの良いシャープな打球感)とコンフォートパターン(柔かい打球感)に性能が変化するといった、1本で多種多様の変化を楽しめる今までにないラケットになっている。
クルム伊達公子がほれ込んだ「S-FiT」 最新シリーズ
自分好みの打球感に仕上げる「セレクト・フィットシステム」
S-FiTは、ストリングの張り始めの位置を変えることで、スピードとコンフォートの2種類のフィーリングを選べる「セレクト・フィット・システム」を搭載している。自分のプレースタイルや、その時の調子に合わせて「スピードパターン」「コンフォートパターン」2種類の性能を 1本のラケットで選択できる。
反発性に兼ね備えた「柔らかさ」(DUAL O.P.S)
上部の画像を見て分かるようにこの「S-FiT」はシャフトが、4本で構成されている。この構造「DUAL O.P.S.」は程良いしなりと柔らかい打感を併せ持っている。また、コントロール性を高めるためにフレームをより外側で幅広く支える設計とし、面安定性を向上させてコントロール性とパワーを高めたため、軽く楽に飛ばせるパワー&スピードショットが可能となった。
面安定性と衝撃吸収性
フレームヨーク部をより外側で幅広く支える構造として面安定性が向上し、打ち出し角度に差が出た、今回のS-FiT。従来品よりもコントロール性が高まり、フレーム接合部のストリング負荷を軽減させる設計になっており、衝撃を抑えて、柔らかい打球感を生み出す。
※ラケットの各部の名称については、こちらの記事をご覧ください⇒ラケット各部の名称
優れた振り抜き感
従来、フレームに対して垂直に配置されていたストリングホール(ストリングをラケットに通す穴)を、スウィートエリアに当たる縦糸の部分では、ストリングとストレートになるように配置し、ストリングの等長域を拡大。またフレーム部に搭載されたカップスタック型カーボンナノチューブとの相乗効果で、さらに反発性能が向上し、ボールスピードがアップ。
上部の画像を見ると通常シャフト形状に比べ、4本シャフト部の形状は気流の渦が少ないことが分かる。
S-Fitシリーズの詳細とスペック
S-FiT 1
フェイスサイズ | 100平方インチ | |
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長さ | 27インチ | |
重さ | Gは平均285g、HGは平均300g | |
バランス | 平均325mm | |
カラー | ロイヤルブルー | |
グリップサイズ | G1、G2、G3、HG2、HG3 | |
素材 | 高弾性カーボン ゴムメタル カップスタック型カーボンナノチューブ |
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S-FiT 3(※クルム伊達公子使用モデル)
フェイスサイズ | 105平方インチ | |
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長さ | 27.25インチ | |
重さ | 平均275g | |
バランス | 平均335mm | |
カラー | ファインオレンジ | |
グリップサイズ | G1、G2 | |
素材 | 高弾性カーボン ゴムメタル カップスタック型カーボンナノチューブ |
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S-FiT 5
フェイスサイズ | 112平方インチ | |
---|---|---|
長さ | 27.25インチ | |
重さ | 平均265g | |
バランス | 平均345mm | |
カラー | アクア | |
グリップサイズ | G1、G2 | |
素材 | 高弾性カーボン ゴムメタル カップスタック型カーボンナノチューブ |
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