上地結衣2008年

上地結衣2008年*2008年4月13日更新
日本の車いすテニスの歴史を知って、より深い理解を身につけよう! 右の写真は、近年成長の著しい上地結衣選手。

1976年 ツーバウンドテニスとして、南カリフォルニアで始まる
1983年 ハワイのホノルルマラソンで、車いすに乗って参加した日本選手が、現地で車いすテニスの指導を受ける
1984年 国内のリハビリプログラムに取り入れられたと同時に、神奈川県厚木市にて全国規模の車いすテニス大会が開催された。
1985年 世界で一番強い国を決める、国別対抗団体戦「ワールドチームカップ」が当時の出場国6カ国(日本チーム参加)で開催
1986年 日本車いすテニス連絡協議会を発足
1987年 日本身体障害者スポーツ協会種目別団体に加盟
1988年 日本車いすテニスプレーヤーズ協会を設立
1988年 国際車いすテニス連盟に加盟
1989年 日本車いすテニス協会(JWTA)を設立
1991年 プレーヤーズ協会とJWTAを統一し、新日本車いすテニス協会をスタート(委員会制度を導入)
1993年 中国、韓国で講習会開催。以降、スリランカ、タイ、マレーシア、インドネシア、台湾などで講習会を実施
1994年 沖縄、北海道など未普及地域で講習会開催。以降、徳島、茨城、石川、鹿児島、長崎、山形などで講習会を開催(1994年に全都道府県への車いすテニス紹介活動を完了)
1997年 全都道府県への車いすテニス紹介活動を完了
1994年 技術強化プログラムをスタート。以降、若手を中心に技術強化選手を指定し、年間1~2回の強化合宿を実施
1994年 キッズプログラムをスタート。以降、厚木、広島、浜松、長野、金沢など障害児に対して、車いすテニスの楽しさを紹介
1998年 ワールドチームカップ(WTC)支援基金創設。民間からの寄付金を元にWTC派遣チームの助成制度をスタート
1998年 キッズ支援基金創設。日本女子テニス連盟からの寄付を核にキッズ助成制度をスタート
1998年 日本テニス協会普及指導委員会で車いすテニスが取り上げられる(コーチカンファレンス)
1998年 (海外)国際車いすテニス連盟が国際テニス連盟に統合される
1999年 日本車いすテニス協会が、厚生大臣表彰受賞(社会参加促進部門)
NECと共同でアジア支援プログラムを再スタート(マレーシア、ペナン市)
機構改革を実施(委員会制度を廃止し、常務理事制を導入)
2000年 シドニーパラリンピックへ。大前/川島(女子)が4位の快挙。斎田/山倉(男子)がベスト8。監督/コーチ以外に、テニス専任トレーナーを派遣。
国内ランキング制度の改訂(クラスごとのランキングを廃止し、男子・女子・クァードに統一ランキングを導入。ローカルポイント制を導入。)
車いすテニス、大前選手
↑大前選手
2001年 NECマスターズへ、斎田選手(年間ランキング6位)、大前選手(同5位)が出場。
ワールドチームカップスイス大会にて、女子チーム・クァードチームが準優勝。
生涯スポーツコンベンション初の障害者スポーツ分科会で車いすテニスを紹介。
2003年 第19回世界大会(ポーランド開催)で、日本男子チームがチャンピオンに。アジア諸国では初。「歴史的快挙」と世界に称される。参加国は男子31カ国。
この優勝は、過去の優勝国、アメリカ(9回)・オランダ(2回)・フランス(2回)・ドイツ(1回)・オーストラリア(4回)と5カ国であるが、そのうちオーストラリアを除く全てのチームと戦って優勝したことは、誰もが真のNo1と認めざるを得なかった結果であった。
車いすテニス、上段:丸山弘道、小林あおい<br />下段:斎田悟司、山倉昭男、国枝慎吾
↑上段:丸山弘道、小林あおい
下段:斎田悟司、山倉昭男、国枝慎吾
2004年 アテネ・パラリンピック、斎田/国枝(男子)が金メダル。大前/八筬(女子)が4位の快挙。斎田、国枝がシングルスベスト8。同国の選手がベスト8に入るのは日本だけ。 アテネ・パラリンピック、斎田/国枝(男子)が金メダル
2005年 世界大会(オランダ開催)、準優勝。決勝ではオランダに1-2で敗退。
2007年 世界大会(スウェーデン)。日本男子チームは23年目にして初めて第1シードに。
第1シードの重圧を撥ね退け、2005年に苦渋を味わった宿敵オランダを相手に、2―0のストレートで破り、4年ぶり2回目の世界チャンピオン国に輝く。参加国37カ国。

斎田悟司、国枝慎吾ペアーが史上初の生涯ゴールデンスラム達成(生涯グランドスラム+パラリンピック)
国枝慎吾が史上初の年間グランドスラム

世界大会(スウェーデン)。日本男子チーム(車いすテニス)
2008年 芝田耕太郎氏がブラッドパークス賞 受賞 芝田耕太郎氏がブラッドパークス賞 受賞

記事:丸山弘道
キーワード:車いすテニス、車イステニス、車椅子テニス