錦織圭が9月30日から10月4日まで開催される「木下グループジャパンオープン2026」を現役最後の公式戦として迎えるにあたり、大会前の記者会見を25日、有明コロシアムにて行った。

8月の全米オープン予選では「ろうそくの火が消えた」と表現していたが、その後の回復について問われ、「今の気持ちは結構満足感もあって、来週の試合が楽しみ」と語った。体のコンディションについては「別にすごい良くもないですけど、できないわけではない」とし、コートに入ればアドレナリンや気持ちで押し切れる部分もあるため、心配はしていないと語った。

日本で戦う最後の公式戦への思い

日本での最後の公式戦となる今大会について、「全米でも熱い気持ちで、コート上でテニスをお客さんの前でできる幸福感があったが、日本でやるのはまた違う感覚になる」と述べ、「悔いのないように、最後自分のしたいテニスで終わりたい」と語った。また、ワイルドカードで今大会へ出場することについて「プレゼントをいただいた。ありがたい終わり方ができる」と感謝を示した。

ジャパンオープンへの思い出

ジャパンオープンで最も印象に残っている試合として、2回の優勝、特にラオニッチと戦った決勝を挙げた。マレーシアで優勝した直後に初優勝を果たした年についても言及し、「この大会で優勝することは格別なものだった」と語った。新規録音

チーム体制の変化について

  • ここ数年でマイケル(・チャン)コーチやロビーさんらとの体制から別の体制に変わったことについて、「怪我で大会に出られない状況が続き、何かを変えるタイミングだった」と説明。「いろんな意見を取り入れることは大事で、多くの人のアドバイスをもらいながら自分も成長できた」と振り返った。新規録音

引退を決めた経緯

  • 引退がちらつき始めたのは3〜4年前。当時は「怪我で辞めることになったら嫌だ」「テニスがずっと好き」という気持ちでやってきたが、練習やトレーニングで「気持ちと足が重くなってくる」現実が出てきたという。新規録音
  • 全米オープンで熱い気持ちを取り戻し、ある程度いい試合ができたことで「出しきれたな」と感じ、納得のいく終わり方ができていると述べた。新規録音

スポーツへの思い

  • 観客に見せたいゴールがあるかとの問いには「自分が楽しめればいい」としつつ、直近で卓球の金メダルやサッカーの強豪との勝利を見て「スポーツの力ってすごい。人に光を授けられるものだ」と実感を語り、「それを最後に自分ができるのは嬉しい」と述べた。新規録音
  • 「最後に対戦したい選手は」との問いに「フェデラーがいたらフェデラー。唯一の憧れの選手」と回答した。新規録音

ビッグスリー時代の振り返り

  • ビッグスリー(+フェレール、ワウリンカ)と凌ぎ合った時期について「一番楽しかった時期。大きな壁が自分を成長させてくれた」と述べ、特にジョコビッチは「めちゃくちゃ大きな壁で常に挑戦を強いられた」と語った。新規録音
  • その選手たちがいなくなったここ2、3年は「気持ち的に失った感じがあった」と明かした。新規録音
  • 現代テニスのパワー化・大型化についても「今の選手たちとやれるならやりたい。球も速く、違ったテニスになってきている」と述べ、「怪我がなければ続けて挑戦したかった」と悔やんだ。新規録音

19年のプロキャリアの総括

  • 「アジア人として誰も到達していないトップ10に入ったり、怪我が多い中でよく頑張ったなと思う」としつつ、「怪我で数年分のツアー期間を失っており、四大大会が取れていないのは一番悔いが残る」と率直な心境を語った。新規録音
  • 一番思い出に残っているのは「US Open の決勝に行けたこと」。決勝では緊張と体力不足で大敗したものの、トップ選手たちとグランドスラムの大舞台でいい試合ができたことは誇りだと述べた。新規録音

引退後のビジョン

  • 現時点で具体的なプランはないものの、「まずは自分に何ができるかを探し、期間を置いて自分探しをする」と述べた。新規録音
  • これまでの経験を「特にジュニア選手に共有できたらいい」、また「日本のテニスがどんどん強くなってほしいという気持ちは強くあるので、そこをどう手助けできるか探っていきたい」と語り、会見を締めくくった。新規録音