ストリング選び方の基礎知識2(マルチ、モノ)

string_tennisnavi1.gif「ストリング選び方の基礎知識2」では構造の違いをお伝えします。「ストリング選び方の基礎知識1」で素材の違いをお伝えしました。構造の違いを大きくいうと、「マルチフィラメント(マルチ)」「モノフィラメント(モノ)」の2つに分かれます。

構造の特徴

マルチフィラメント

string_maruchi1_tennisnavi.gif芯がマルチ(複数)という意味。複数の繊維を束ねている。ナチュラル、ナイロンなどの素材で使われる。
モノフィラメントより値段が高価な場合が多い。
素材がシンセティックでも、ナチュラルと同じ構造になるため打球感や、ホールド感がナチュラルに近くなる。繊維の質やラケットの質が変わってきているので一概にはいえないが、コントロールやタッチ重視のプレーヤーにお勧め。

モノフィラメント

string_mono1_tennisnavi.gif芯がモノ(1つ)という意味。「単一の繊維によるもの」という意味でも、「一つの太い芯の周りに繊維を巻きつけたもの」でも使われる。
マルチフィラメントより値段が安価な場合が多い。

単一の繊維によるもの

ポリエスティルストリングが代表。一般的には、「打球感が固い」といわれ、耐久性がいいことなどからハードヒッター向け。
ただ最近のポリエスティルストリングはその繊維の質に様々な種類が増えてきています。

一つの太い芯の周りに細い繊維を一周だけ巻きつけたものやに様々な構造の繊維を巻きつけたもの

string_mono2_tennisnavi.gif芯があるので耐久性と反発力に優れます。モノとマルチのいいところを取り入れていますが、分類としては「モノ」になります。

マルチ??

string_mono3_tennisnavi.gif最近は様々な種類のストリングが登場。右のように、マルチと言えばマルチ、モノと言えばモノというストリングも登場。

記事:テニスナビ
写真提供:ゴーセン