ストリングガットの張り方
どこでストリングを張るかは重要だ

よいストリンガーを見分ける方法が本当にあるのだろうか…。第一回は「テニスショップに入ったときの注意点」として、4つのチェックポイントをお届けします。

今回を記事を書いてくださるのは、JRSA(日本ラケットストリンガーズ協会)の本部事務局長でMR.TENNIS(ミスターテニス)八王子のオーナーストリンガーの鈴木敏朗氏。

#ラケットにストリングを張ることをストリンギング、張り替えることをリ・ストリングといいますが、ここでは一般に分かりやすくガット張りと記述されています。

#本来は「ガット」とは、牛の腸などをつかったナチュラルガットを指し、シンセティックとナチュラルを含めた「糸」全てを総称してストリングと呼んでいます。

テニスショップに入ったときの注意点

まずテニスショップを、見渡して
Q1:張り替えを待っているストリングはどうなってるか?

string-howto012.jpgこれは、フレームの変形・歪みに対して意識が高いかどうかがポイントです。
張り替えを待っているラケットのガットが1・2箇所切れている場合、切れた部分には、テンションがまったくかからず、その他の部分にはテンションがかかっています。そして、その状態を放置すると、フレームが歪む原因になるので、注意が必要です。

Q2:ストリングマシーンの周りがきれいに保たれている?

string001.jpgよいストリンガーは、ストリングマシーンの周りにガットの切れ端を散乱させたままにはしていません。なぜなら、誇りをもっているから。
また、ガット張り数の多いストリンガーであれば、いつもきれいにしておくために、ラケット・マシンの掃除用のアイテムがマシン近くにあるはずです。
尚、マシンが極端にきれいで、使用した雰囲気がない場合、その場所では張らないで他の場所に集中させて別人が張っている可能性があります。

Q3:ストリングマシーンにある工具をおくトレイは?

ストリングガットトレイよいストリンガーは、マシンの工具用トレイに、適切な数の工具を、整理整頓して置いています。また、ガットの切れ端などは、掃除してきれいにしてあります。
もし、工具が極端に少なければちゃんとした張り替えはできません。逆に多過ぎれば邪魔で余分な時間がかかり、お客様に満足していただく張り上がりにすることが難しくなります。

Q4:マシンの数は?

これは、バドミントンやソフト・テニスの張り替えもやっている場合です。各分野によって、テンション、補助器具等使う技術・モノが変わりますので、それぞれ専用の張りのマシンが有るほうがいいです。一台だとしても問題はありませんが、その特性を把握して、設定をしっかりと変更する必要があります。
尚、テニスのストリンギングだけを専門にして、ストリンガーが自分一人だけという私の店では、メインマシンが故障した場合を考え、メインマシンと別会社のトップマシンをサブ、レスキュー用に用意しています。
ストリンガーの見分け方2(注文の際の注意点)
ストリンガーの見分け方3(ガット張り中の注意点)
ストリンガーの見分け方4(張り上がりでの注意点)

記事:鈴木敏朗