BORIS BECKER
★2007年夏、「VOLKL TENNIS」 がなくなる??
★ウィンブルドンの最年少王者、ボリス・ベッカーが運営する、「VOLKL TENNIS」 。名前が変わるとう情報が。ボリス・ベッカーになにかあったのか??
「VOLKL TENNIS」は「BORIS BECKER」へ
2007年夏、フレームブランド名「VOLKL」で親しまれていたフォルクルテニスが、会社名を変更することになった。その名もずばりの「BORIS BECKER」。それに伴い、フレームブランド名(ラケットに表記されている)も変更になる。
6/30現在
その名も「BORIS BECKER」。そう、ボリス・ベッカーその人の名前、そのまんま。
ドイツでは、既に「ボリス・ベッカー社」がVOLKLを取り扱っている。
VOLKLのブランドは、徐々に「BORIS BECKER」ブランドのフレームと入れ替えになっていくようだ。
「BORIS BECKER」第一弾2機種が8月に発売
第一弾として、「Becker Series」2機種(4タイプ)が8月に発売される。
試打した感じをお伝えしたいと思う。簡単に言うとDNXの進化版。ブランド名は変わっても、やっぱり「こだわりのマイスター」、ドイツのフレームだ。つくりは相変わらずしっかりしている。
BECKER11
BECKER11は、DNX10よりボールタッチが柔らかパワフルプレイヤーにはなかなかの逸品になるであろう。DNX10と比べ、少しアタリが重く感じられ手応えのある打球感に仕上がっている。
「飛ばしたい所へ打ち込める!」という感じだ。
重量 11.5oz(325g) 長さ 27in(68.5cm) フレーム厚 20mm
フェイス 98in2 ストリングパターン 18*20 バランス31cm/1.3in HL
のヘビースペックモデル「BECKER 11 325g」と
重量 10.4oz(295g) 長さ 27in(68.5cm) フレーム厚 20mm
フェイス 98in2 ストリングパターン 16*19 バランス32cm/0.9in HL
のちょい軽・お手軽モデル「BECKER 11 295g」の2パターン(これはDNX10と同じだな。)
①重さのほかに②ストリングパターン③バランスポイント、が違っている。
BECKER V1
BECKER V1は、MidPlus 102in2 / OverSize 110in2の2タイプのフェイスがある。
今回はOverSize110in2を試打。DNX V1よりマイルドなアタリで、スウィングスピードない方にも鋭い打球が打てる、気持ちよくボールを飛ばすフレーム。決して厚ラケットっぽくなく「弾く」と言うよりスピンが良くかかるので、「飛ばしてくれる」と言った感じ。
ダブルス主体にプレイされるクラブプレイヤー方には、お奨めだ。ボレーのアンダースピンが簡単に感じ。
重量 11.5oz(325g) 長さ 27.6in(70.0cm) フレーム厚 26-23-29mm
フェイス 110in2 ストリングパターン 16*19 バランス33cm/0.8in HL
の「BECKER V1 OverSize」
重量 11.5oz(325g) 長さ 27.0in(68.5cm) フレーム厚 25-22-28mm
フェイス 102in2 ストリングパターン 16*19 バランス32.5cm/0.7in HL
の「BECKER V1 MidPlus」
上記2機種のテクノロジー紹介
DNXブレイス
フェイスサイドに搭載されるDNX(素材名)が今回は外側から巻き込む様に装着。
DNXキャップ
グリップアッパー部に搭載されるDNXがシャフトの内側にその長さを伸ばし、その接点を延ばすことでよりスムースに、DNXパワーをシャフトからメインフレーム方向全体に伝えられるように設計されている。
SensorPlusHandleSystem
これは、2006年モデルから搭載されている、振動吸収・衝撃緩和システムを内蔵したグリップ。
V1のみに搭載されるSensorPlusShaftDanpeningSystem
シャフトサイド部分の画像で見ることができる、オレンジ色のパーツのこと。EVA素材で出来た振動吸収システム。このパーツを搭載することによって、不快な振動がグリップに部分に到達する前に振動幅を小さくするシステム。
個人的には、かなり快適な打球感が得られると感じた。
ENERGY Series もラインナップ
Volklブランドで「BBシリーズ」として売り出していたエントリープライスゾーンのフレームを今回「ENERGYシリーズ」と改名してリリースする。
Energy 1/3/4Attiva/5/7/Smash の6機種
詳しいスペックは、省略させていただくが、税抜き価格で14,000円~22,000円代の手ごろな価格帯のモデルに快適機能を搭載した、割と軽量(255-275g)でエントリー層にターゲットを絞ったモデルである。
皆さんがもし、初めてのフレームの購入をお考えで、近くのテニスショップにEnegyシリーズが置いてあれば、一度それを手に取ってみてはどうだろうか?そのエントリーモデルとは思えない作りのよさに他のフレームメーカーとの意気込みの違いを感じることがあるかも知れない。
記事:村上 功