★厚ラケと薄ラケの差による打球感の違い。それはどこからくるのか?そしてその打球感を大胆に擬音で表現
★厚みとしなりが比例しないフレームとはどういうことか
★実際の硬さと感じる硬さ、その真偽に迫る!

厚みによる打球感の違い

打球感を比べる

感じ方は人それぞれ。ここでは勇気を持って、大雑把に擬音を使い解説しようと思う。

厚ラケ

しなりが少ないので、フレーム自体が振動する振幅はほとんどない。もしくは振動してもその幅は狭いので振動自体が割りと早く収束。
打球時に「コンッ!」または「パンッ!」と言う風に短い打球音になる。私は「乾いた音」と表現することも。

薄ラケの場合

厚ラケの逆で、振幅が大きい。そのため振動が長く感触が手に残る。擬音で表現すると「スッコーン」とか「スッパーン」と言う風にちょっとボールがラケットフェイスに乗っかるのが判る。繰り返すが「打球感」なので、感じ方、表現の仕方については人それぞれ。

マメ知識:インパクトの時間は3/1000秒~5/1000秒

ボールインパクトの時間は、3/1000秒~5/1000秒ととても短い。そのインパクト時のラケット(フレームとストリング)の振動を感じ、それを「打球感」として我々は表現している。

つまり打ったと感じた瞬間、ボールはすでにガットから離れている!

ボールインパクトの瞬間を指先で感知して腕を伝って脳で認知した時には既にボールはラケットと「さよなら」している。「ボールにあたってからどうのこうの」は無理な話。

要注意:厚みとしなりが比例しないフレーム?

ラケットフレームの製造技術の向上もあり、最近では、単に厚さだけではフレームのしなり方を的確に判断できない機種もでてきた。
結構な厚さを持つラケットフレームが、実は割りとしなることがある。使うプレイヤーのスウィングスピードによりすごくしなることがある。反対に、薄ラケでもパワーのない方が使うと、あまりしならずパンパン気持ちよく弾くものがある。
皆さんがテニスコートでよく目にするラケットにもあり!ほら、カヨワイ女性が使ってたりするけど、上級者の男子大学生やプロのツアー選手まで使っているラケットフレームだ。

実際の硬さと感じる硬さ

各メーカーのしなり度合いを表す表現

各メーカーのラケットカタログには、いろいろなデータがフレームごとに記載されている。しなり度合いについては、「フレックス」とか「スウィングインデックス」などと書かれ、各社の表現方法は違う。
各メーカーがそれぞれの測定方法に従って機械的にきちんと測定し、その機種の平均数値を表現している。これが実際の硬さとなる。

感じ方とは、必ずしも一致しない

しかし、実際にボールを打つとどうも違う感触のフレームもあるのが実情。
データ上はかなり硬いフレームなのにボールを打つと「しなる感じ」がする。または、その逆もある。
測定方法がほとんどの場合、フレームを固定して測定しているので、実際の僕らがボールを打つときの状況とは完璧に一致した状況でないからというのが理由の1つかもしれない。
つまり、「カタログを丸々鵜呑みにしてはいけない」ということだ。やはり自分で試しておきたい。

フレームの厚みとボールの飛び

こちらを参照して下さい。
記事:村上 功