ウイルソン新作ラケット評価「カリスマ分析」
錦織圭、エナン、ジョコビッチ、ヴィーナスウィリアムス、ツォンガなどプロ選手により、クオリティの高さは証明されたウイルソンの新作ラケット。
そして、それらを評価した、テニス愛好家で有名ブロガーたちの日記をテニスナビが収集し発表した『ウイルソン新作ラケット評価「愛好家の目線」』に続く第2弾。
分析力の高さで評価の高い有名ブロガーの日記からテニスナビがピックアップ。
クリックすると拡大。評価を読む際の参考に。 |
*ラケットの評価とは関係のない部分を削るなどの編集を一部しています。
*写真はテニスナビが掲載したものです。
*ブロガーさんにはテニスナビが主催した試打会にご出席いただいております。
ウイルソン新作ラケット評価「カリスマによる分析」
しんぺ~さん
しんぺ~さんの日記
「私がいまお手本として参考にしているのはジョコビッチ様なんですが、
先日のオーストラリアン・オープンをTV観戦していると、見慣れない
ラケットを使っていらっしゃる。
即、ウイルソンのサイトをチェックするも、情報がなくて、US限定モデルか
と思っていたのですが、新製品として出てきました。
それが[K] Bladeでした。
ジョコ様の全豪決勝の相手のパワープレイヤー、ツォンガも同じラケットを
使っていましたので、[K] Blade対決でもあったわけですね~。
ということで、今回の私のお目当ては、もっぱら[K]Bladeでした。
今回のウイルソンの製品ラインはファミリーで整理されたので、以前よりも
ずいぶんわかりやすくなったと思います。
そのファミリーは
・[K]Blade :しなり、パワー重視
・[K]Six.One :まろやか系(以前からある製品ファミリー)
・[K]Pro :反発重視
・[K]Tour :飛び系
というラインナップ。
で、↑のそれぞれのファミリーについて、
・Tour :パワープレイヤー向け
・Normal:コントロールプレイヤー向け
・Team :飛びがほしいプレイヤー向け?
というモデルが用意されていてプレースタイルで選べるようになってます。
たとえば
[K]Blade Tour / [K]Blade 95(Normal) / [K]Blade Team という感じです。
あと私のスタイルとしては、ヘビースピナーでなくフラットドライブ系です。
これを踏まえてのインプレッションです。(前置き長すぎ!スミマセン)
※ 興味あるモデルがあらかじめ決まってたため、全モデルを万遍無く
※ 打ててません。かなり偏ったレビューですが参考になればと。
楽に気持ちよく打てるラケット [K] Blade 98 (98inch / 304g)
[K]Bladeファミリー3種類の中の、Normal にあたるモデルです。
重さはカタログスペックで304g強。持った感じもかなり軽く感じました。
インパクトからリリースまで、乗っている時間が長く感じて、しっかりとした打感。スイングの方向にそのまま飛んで行ってくれるような「運べる」感じがしました。
「弾く」というより「乗せる」「しなる」感じで結構好きな打感でしたね。
楽に気持ちよく打てるラケットでした。
個人的な好みとしては少し軽すぎましたが、逆に女性でも楽に扱えるの
ではないかと思いました。
私の中での大本命 [K] Blade Tour 93 (93inch / 324g)
私の中での大本命、一番試したかったのがこのモデルです。
ジョコ様モデルですな。
名前に「Tour」とついてるのでパワーヒッター向けですね。
カタログ重量としては324g。持った感じもしっかりした感じ。
私が今使っているラケット(他社)と同じぐらいの重量、カタログで見る限り
性質も似ていて、おそらく対抗製品にあたるものでしょう。
ラリーを数本打っただけで、かなりの好感触。
特に、強いストロークを打った時の、面に乗ってる時間が長い感じ
+乗せたまま更にググっと力を伝えられるフィーリングが明らかに感じ
られました。(いわゆる「しなる」感覚)
その時に打っていただいていた相手の方に、球の伸びについて伺った
ところ、伸びる球が行っていたようです。
一番驚いたのはサービスです。フラットもスピンもかなり伸びてくれます。
サーブに関しては今使ってるラケットよりいい球がいってました。
難しいラケットかなぁと思いましたが、非常に扱いやすかったです。
好みのストリングス、テンションで張って試してみたいところです。
※ 試打会の後、自分のラケットを持った瞬間「あ、軽い」と感じました。
スペック上、重量の差は殆どないので、バランスが先寄りかと。
恐らくある程度筋力も必要ですね。長丁場になると腕に疲労がきそう。
女性の中~上級の方でもっとスピードや
パワーがほしいという方にはいいかも [K] Pro Open (100inch / 300g)
[K]Proファミリーは反発を高めたモデルとのこと。
実際打ったみた感じもやはり楽に飛びます。
スイングスピードがそれほど速くなくても、球が飛び出す感じ。
#逆に、振っていく方だと抑えがきかない気がします。
面に乗ってる!というより、弾いてる、という感じがしました。
重量は軽めで楽に振れますので、女性の中~上級の方でもっとスピードや
パワーがほしいという方にはいいかもしれません。
しなる、乗せるラケットが好みな方には球離れが早い感じです。
りスピードがほしいという人にはフィット [K] Pro Tour (96inch / 314g)
[K]Pro Openよりも重量があり、面も小さくしたモデル。
もった感じかなりしっかりしてたんで、男性向けでしょうか。
打った感じとしてはやはり「弾く」感じが強く、球離れも早い感じ。
私がフラットドライブ系で振っていくタイプなので、今のスイングのまま
だと弾きすぎて抑えられませんでした。ラケットの重量もあるので。
ラケットに合わせて打ち方で抑える必要がありましたね。
しっかりスピンをかけるスイングの方で、よりスピードがほしいという人にはフィットするんじゃないでしょうか。
■ [K] Tour / Sting / [K]5(?)
すみません、ためしてません(詫
■ [K]Six.One
今回の試打会では用意されてませんでした。
実は[K]Six.One Tourの打感がすごく好きで、これと比較しながら
[K]Bladeを試したかったので、すこし残念でした。
ウイルソン新作ラケット評価第1弾 「愛好家の目線」
ウイルソンホームページ Wilson テニス