スリクソンテニスラケット REVO「レヴォ」 Vシリーズ
2012年4月にSRIXONから発売される、REVO Vシリーズ。シャフト部を従来のラウンド形状からV字形状に変更することで更なる進化を遂げた競技系テニスラケット。
今回、REVO V3.0とREVO V5.0の2本をインプレッションするのは堀大器プロ。プロテニスプレイヤーのツアーコーチ兼ヒッティングパートナーとして世界各国をツアーし、幅広い視野を持つ堀プロのレビューに注目したい。
【どんだけスピンかかるの? SRIXON REVO V シリーズ 】
SRIXON REVO Vシリーズの詳細
SRIXON REVO Vシリーズのテクノロジー
新テクノロジー「Vエナジーシャフト」
厚みのあるラウンド形状フレームは、優れた反発性能を実現できる一方で、ボールの喰いつきが少なく、打球感も硬くなる傾向がある。これを解決するために、スリクソンが新たに開発したテクノロジーが、V字形状をした“Vエナジー・シャフト”。
この新テクノロジーを採用し、インパクト時におけるシャフト部の剛性を最適化。ボールインパクト前半(低荷重域)ではシャフトの剛性を抑えてボールをしっかり受け止め、シャフトへの荷重が大きくなるインパクト後半(高荷重域)では、フレームの厚みで剛性を保ち、強烈なパワーを引き出す。この新テクノロジーを採用することで、これまで以上の喰いつきと反発性能の両立を実現。
インパクト時における形状の役割と効果
シャフトに施した溝がインパクト前半のシャフト部の剛性を従来モデルよりも抑え、インパクト後半の荷重がかかる部分のシャフトはフレームの厚みが保たれており、従来モデルの剛性を維持。
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反発性能がアップ
ボールのパワーを逃さず捉え、効率的に弾き返す事が可能になり、反発性が従来モデルより2.2%アップ。
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「縦方向にも強い」から、スピンやスライスがかけやすい
V字形状は、構造的に縦方向への剛性も高く、ラケットを下から上や上から下に振り抜くショットの安定性が増し、これまで以上にスピンやスライスがかけやすく進化。
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「コアシェル・テクノロジー」により、フレーム自体が粘るからミスショットも減少
フレームを構成する樹脂の中に、極微細なゴム粒子「コアシェル」※1を添加することでフレームがラバーのような粘り強い特性を持ち、ラケットに“喰いつき”をもたらす。通常、樹脂中にゴム粒子を添加すると、ゴム同士がくっついてしまい、不均一な状態になる。
しかし、「コアシェル・テクノロジー」により、コア(ゴム粒子)をシェル(カバー)で包み込むことで、ゴム同士がくっつくことなく樹脂中で均一に分散し、安定した“喰いつき”と“粘り”が実現。
※1 : コアシェルの直径は約100ナノメートル。1ナノメートル = 0.000001mm
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SRIXON REVO V3.0 のスペック
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※平均重量と平均バランスポイントはフレームのみ。
※フルレングスカバー付
SRIXON REVO V5.0 のスペック
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※平均重量と平均バランスポイントはフレームのみ。
※フルレングスカバー付