テニスにおける紫外線対策とアイテム

tennis_ultraviolet_rays_title.jpgテニスと紫外線・・・切っても切れないこの関係。
なんとか太陽と仲良くやっていくためにはどうすれば・・・
紫外線のことをもっとよく知っていけば対策が見えてきます。

テニスにおける紫外線の影響

紫外線って何?

最近、オゾン層の破壊によって紫外線の強さが増しているというニュースを目にします。特に5~9月が強く、昼頃がもっとも強かったりと、おおよそ太陽の光と比例しています。また、曇りの日でも晴れた日の60%以上の紫外線が降り注いでいるので注意が必要です。
紫外線は太陽光に含まれている目に見えない光線です。紫外線は害のあるものと思われていますが、人体への影響としてはビタミンDを作り出したり、カルシウムの吸収を促進したりと有益な作用もあります。しかし、過度に紫外線を浴び続けると人体に悪影響を及ぼします。
具体的な悪影響
1.熱中症
2.肌のシミ・シワ・ソバカス、皮膚がん
3.白内障(はくないしょう)
4.角膜炎

聞いただけで恐ろしくなる言葉が並びます。

要点・ポイント

紫外線はビタミンDを作り出したり、カルシウムの吸収を促進したりと有益な作用もある

紫外線は皮膚がんや白内障などのさまざまな病気を引き起こす原因になる

テニスをする人にとって紫外線は敵!?

テニスは外でやる機会が多いスポーツです。太陽の日差しの下で運動するのは気持ちが良いですが、長時間太陽の光を浴びているとに悪影響を及ぼします。汗をかいた肌はより紫外線の影響を受けやすく、皮膚がんの原因に成りえます。適度の運動量であれば太陽の光で気分もリフレッシュされ、気持ちの良いテニスができます。しかし、長時間太陽の光を浴びると人体に悪影響を及ぼすことになるので注意が必要です。

要点・ポイント

適度の紫外線は身体に良い

紫外線に長時間さらされるテニスは要注意

紫外線が身体に与える影響

一般的に紫外線が身体に与える影響として知られているのは、肌のシワ・シミ・タルミ・ソバカス などです。紫外線を大量に浴びると肌の水分が奪われて肌が乾燥します。干ばつ地帯の大地を想像してみて下さい。紫外線を浴びた肌はそのような状態になっています。やがてはシワやシミ、皮膚がんにつながっていくのです。
また紫外線をたくさん浴びると疲労感がありますね。あれは紫外線によってランゲルハンス細胞という細胞が減少して、身体の免疫力が低下するのが原因です。

目に与える影響を軽視すると大変なことに

紫外線というと肌への影響ばかりを気にすると思いますが、意外と気をつけなければいけないのが目への影響。有名なのが「白内障」です。「白内障」とは目の中の水晶体(レンズ)が濁る病気です。目の中のレンズが濁ることにより、視力が低下して物が霞(かす)んで見えたりや、どんなに調整しても眼鏡が合わないというような症状がでます。白内障から他の恐ろしい目の疾患(しっかん)を併発することもあるのです。
テニスはボールを凝視するスポーツです。目は物をしっかり見ようとすると瞳孔(どうこう)が開き、そのときに紫外線が進入してしまうのです。白内障などの病気は、すぐに症状がでないので軽視しがちですが、目へのダメージは確実に蓄積されていき20~30年後に症状がでるものです。早いうちから対策をしたいですね。

要点・ポイント

紫外線の影響は、肌だけでなく目も気をつけたい

紫外線を目に浴び続けると白内障になりやすい

どのように紫外線対策すればいい?

紫外線対策アイテム

tennis_ultraviolet_rays_cap.jpg一番良いのが日傘です。素材や色にもよりますが、日傘は紫外線の、実に90~95%をさえぎってくれます。ただ、日傘を持ちながらテニス・・・できませんよね。そこで活躍するのが帽子やサンバイザーです。キャップタイプの帽子でも、つばの部分で太陽からの直接の光線を防ぐことができるし、熱中症の予防にもつながるのです。またサングラスの着用も効果的です。

要点・ポイント

帽子

サングラス

サングラスってどんな感じ?

tennis_sunglass1.jpgサングラスは目を紫外線から守ってくれる最適のアイテムです。注目すべき点は紫外線(UV)のカット率です。せっかくサングラスをしても紫外線をカットできなければ目を守ることができません。プリンスから発売されているテニス専用サングラスは全機種99.9%紫外線(UV)カットの優れものです。
それから、可視光線透過率という指標があります。可視光線透過率とはレンズが光を通す割合のことで、数字が大きければ大きいほど視野が明るくなります。
また、最近のサングラスは進化しており、偏光(へんこう)機能が付いたレンズがあります。
■偏光機能・・・偏光機能とはコートなどからの照り返しの眩しさをカットする機能です。普通のサングラスレンズとの大きな違いは、光量を抑え、反射光だけをカットし、より快適でクリアな視界を確保します。
サングラスを掛けると曇りの日や夕方などボールが見づらい・・・という声が聞こえてきそうですが、でもその心配はご無用!!
サングラスのレンズカラーで使い分ければ、より快適にテニスができます!
tennis_sunglass3.jpg例えば
晴れ(強い日差し)→ブラック(濃い色)
曇り(弱い日差し)→クリア(薄い色)
などと細かく種類が分かれているメーカーもあります。
きめ細かいギアの選択で、勝利にグッと近づくことができるのです。
またレンズの色が日差しの強さによって自動的に変わる調光機能付きのサングラスもあります。
■調光機能・・・レンズに紫外線(太陽光)が当たるとその光の強さや量に反応して、自動的に色が濃くなったり薄くなったりする機能です。

身体や肌のケアはどうすればいい?

tennis_ultraviolet_rays_goods.jpg身体や肌のケアをしっかりやることによって、綺麗な肌を保ったり、日焼けによる疲労を取り除くことができます。今はさまざまな種類のUVケア用品があります。
首周りや顔を覆って肌を隠すことができるネックカバーや、紫外線から髪を守るヘアミスト、肌に直接塗るUVカットミルク(日焼け止め)など使うと効果的です。
また紫外線を浴びた肌は、その日の内にケアすることが重要です。ファイテンから、練習後のアフターケアとして、肌の保湿などのスキンケアと一緒に身体のマッサージができて、さらに加齢臭の原因になる活性酸素の働きを抑えることができる万能なローションも販売されています。

記事解説

西山克久テニスショップLAFINO店長:西山克久

ストリンガー歴16年。皆様とのご縁を大切にインターネットであっても人のぬくもりを感じて頂ける接客で、皆様のテニス生活を応援させて頂きます。
テニスカフェでは「西山てんちょー」というニックネームで参加してます!
見かけたら気軽に声をかけてくださいね!