テニス肘テニス愛好家を悩ますテニスエルボー
昨今、多くのテニス愛好家を悩ませるのがテニスエルボー(テニス肘)
フォームが良くない→肘を痛める→テニスを楽しめない→肘をかばって更にフォームが悪くなる→肘の痛みが増す・・・
この悪循環から抜け出したい方へ、テニスエルボー(テニス肘)の原因から対策をわかりやすく解説していきます。

テニスエルボー(テニス肘)とは

テニスエルボー(テニス肘)にはなぜなる?

多くのテニス愛好家を悩ますテニスエルボーとは一体何なのか?多くの場合は、前腕から肘(ひじ)まで伸びる手首を反(そ)らせる筋肉と骨をつなぐ腱(けん)の細かい断裂(だんれつ)を伴った炎症です。腕の曲げ伸ばし運動が多く、肘に炎症を起こす人がテニスプレーヤーに多いので、テニスエルボーと呼ばれるようになったのです。
テニスエルボーそしてテニスエルボーになる一番の原因は、、、、、
肘の腱に関わる周辺の筋肉の老化・伸縮性の低下です。(※例・右の写真)
筋肉の伸縮性が衰えてきて、その繋ぎ目である肘の腱がダメージを受ける。これが原因の大半を占めます。フォームの悪さ(特にひじを伸ばした状態の無理なフォーム)も関係しますが、テニスエルボーが若い人に少なくて(なったとしても比較的早く治る)、40代前後の年代から増えるのも筋肉の老化と関係していると考えれば納得ができます。筋肉と関係しているので、練習前のストレッチや、練習後のマッサージなど、痛みが出る前の身体のケアを怠ることもテニスエルボーにつながってきます。
また、あまり耳にしたことがない情報だと思いますが、グリップのサイズのアンマッチや、古いグリップの使用もテニスエルボーと密接に関係しています。グリップが細すぎたり、古くて滑ったりしていると、ボールをインパクトした時にラケットがブレてしまい、前腕の筋肉に無駄な負担がかかってしまいます。それが肘の腱を痛める原因にもなるのです。「そんなの大したことないじゃないか・・・」とお思いの方は要注意です。テニスは1回の練習で何百球とボールを打つのです。それを週単位や月単位、年単位で考えると・・・ダメージは肘に蓄積されていくのです。
また、もう一つ原因として考えられるのが、硬いガット(ポリエステル系)の長期使用や、振動止めの未使用などです。特にポリエステルガットの使用には注意が必要です。ポリエステルのガットは硬いので、通常のナイロンガットなどより衝撃が大きく、ボールを飛ばすためにより強い筋肉(力)を必要とします。それが腕への負担になるのです。
それでも「ポリが好き・ポリじゃないと調子がでない・経済的に…..」と言う方には、一つの提案としてハイブリットガットの使用をオススメします。ハイブリットとは、縦と横で違う種類のガットを使用する張り方です。縦にポリエステルガット、横に柔らかいナイロンなどのガットを使用すると、衝撃の緩和やホールド性UPが期待できます。プロ選手での使用率もかなり高く、肘への負担などと総合的にみても魅力的な選択かもしれません。

要点・ポイント

肘の腱に関わる周辺の筋肉の老化・伸縮性の低下

グリップのサイズ、古さ

硬いガットの長期使用

練習前後のストレッチ・マッサージ不足

テニスエルボー(テニス肘)の種類

テニスエルボー■肘の外側が痛くなる、通称バックハンドエルボー 
※外側上顆炎(そとがわじょうかえん)
バックハンドを打った時に肘の外側に痛みが走るエルボーのこと。7~8割の人がこのエルボーで、片手バックハンドの人に多い。

テニスエルボー■肘の内側が痛くなる、通称フォアハンドエルボー 
※内側上顆炎(うちがわじょうかえん)
フォアハンドを打った時に肘の内側に痛みが走るエルボーのこと。

テニスエルボー(テニス肘)になると

テニスエルボーになると、ボールを打つたびに肘に痛みが走る、といったインパクト時の痛みに悩まされます。痛みを気にするとフォームも崩れてくる。そうなってくると調子も良くなくなってきてテニスを楽しめないですね。症状が悪化している人は、箸を持っただけでも肘に痛みがでるなどと、日常生活にも支障をきたします。

要点・ポイント

インパクトで肘に痛みが走る

テニスが楽しめなくなってくる

日常生活に支障をきたす

テニスエルボー(テニス肘)にならないための予防

テニスエルボー(テニス肘)にならないためにはどうすればよいか?

テニスエルボー予防としては練習前のストレッチ(柔軟体操)、練習後のアイシング(冷却)が有効です。練習前は筋肉が冷えて硬くなっているため、いきなり強い負荷を掛けると肘を痛める可能性があります。ストレッチや温湿布などで暖めるなどして筋肉をほぐしてからプレーを始めたいです。
また、練習後は痛みが出ていなくても肘周辺に炎症を起こし熱をもっているので、氷や冷湿布などで冷やすこともテニス肘を予防することにつながります。よくプロ野球のピッチャーが登板後に肩を冷やしていますよね。予防にはとても効果的です。アイスパック(写真右上)を持ち歩けば、コンビニで手に入る氷で簡単にアイシング(冷却)することができるので大変便利です。

インナーマッスルを鍛える

テニス肘テニスエルボーを予防する上でとても効果的なのが、インナーマッスルを鍛えることです。インナーマッスルとは、身体の内側の細かい筋肉のことです。
インナーマッスルを鍛えるトレーニングは、私達が普段イメージする重たいダンベルを上げるような筋トレとは違い、ゴムチューブなどを使用して軽い負荷で行います。簡単にできるトレーニングとしてオススメなのが、輪ゴムを使ったトレーニングです。親指と薬指に輪ゴムをかけて、上下に伸ばします。これによって肘の腱に関わる周辺の細かい筋肉を鍛えることができます。

ジュニアのためのテニスエルボー(テニス肘)予防

テニス肘ジュニアのうちに将来テニスエルボーにならないための予防をしていきたいですね。基本的には大人と同じように、硬いガットを使用しなかったり、ストレッチをよくするなどが効果的です。また最近ではITFが低年齢ジュニア育成の上で推奨している、通常のボールより柔らかいボールを使用しての練習が効果的です。ITFでは緑、オレンジ、赤の通常より柔らかいボールを3段階のレベルに分けて使用することを勧めています。想像してみて下さい。小さい子供が自分の身長より高く弾んだ硬いボールを無理なグリップで打っている光景を・・・。
■予防に効果的
1.スポンジボールの使用
2.柔らかいガットの使用
3.無理なグリップでのスピンをやめる(極端に薄いグリップ、厚いグリップ)
ジュニアのうちからテニスエルボー対策をすることは重要です。身体を上手に使ってボールを打つことを覚える前から、肘に負担をかけていると将来痛みがでることになります。

要点・ポイント

練習前はストレッチや暖めたりする

練習後はアイシング

柔らかいガットを使用する

低年齢のうちはスポンジボールを使用する

テニスエルボー(テニス肘)になってしまったらどうすればいい?

テニスエルボー(テニス肘)になったら

いろいろケアしてもテニスエルボーになってしまうことはあります。一番は、テニスを休むこと、回数を減らすこと、これまで述べてきたことに取り組むことです。
なにも対策せずにそのまま続けていると症状はますます悪化していきます。もしテニス肘になってしまった場合、肘の腱に関わる周辺の筋肉をマッサージをするようにしてください。専門の整体師などに頼むのもいいでしょう。また練習後にマッサージをする場合、アイシングなどで筋肉の炎症を抑えてからマッサージをしてください。

テニスエルボー(テニス肘)対策グッズ

テニスエルボー対策用品としてはどんなものがあるのか・・テニスショップLAFINOで紹介します。
テニス肘①肘への振動を抑える肘バンド
(写真左、クリックで拡大)
②肘周辺の筋肉全体を保護するサポーター
(写真中)
③練習後のアイシングに便利なアイスバック
(写真右)
④練習前に筋肉を暖めたり、練習後に筋肉を冷やしたりするジェル
⑤振動吸収の定番、振動止め

最新テニスエルボー対策グッズ

テニスエルボープリンスから2010年7月末に発売予定のハイパフォーマンスプレミアムエルボー。これは整骨院・治療院業界において、絶大なる支持を集めている日本屈指の医療用品メーカー、ダイヤ工業とテニスブランド「プリンス」との共同開発で完成した究極のサポーターになります。

記事解説

西山克久テニスショップLAFINO店長:西山克久

ストリンガー歴16年。皆様とのご縁を大切にインターネットであっても人のぬくもりを感じて頂ける接客で、皆様のテニス生活を応援させて頂きます。
テニスカフェでは「西山てんちょー」というニックネームで参加してます!
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