全日本ジュニアを振り返って

全日本ジュニア終了から一日。決勝に残った選手はまだその余韻が残っているでしょうが、多くの選手はもう次の大会へ向け、練習を開始していることでしょう。

全日本ジュニアを通じて新たな課題が見つかった選手もいるでしょうし、試合までに課題を克服することが出来なかった選手もいるでしょう。今日は先週ずっと試合を見てきた中で、感じたことをまとめてみたいと思います。

①サービスキープに苦労し、ブレークが多い。
  →サービスの強化。スピードだけで勝負は出来ないのでコース、確率、バリエーション
②チャンスボールでのミス
  →特にスマッシュ。追い詰めてからのエラーをなくす
③ボールを落とす
 →浅いボールに対してはもっとコートの中に入る

もちろん、他にもあるでしょうが、ここに挙げたのはいずれも「もったいない」プレーばかりです。せっかくブレークをしてもその直後にブレークされては「もったいない」。チャンスボールをミスするのは「もったいない」プレーの代表格。そして相手を追い込んで甘いボールが来ているのにボールを落とし、相手に時間を与えてしまうことも「もったいない」です。

全員の選手に当てはまるとは限りませんが多くのジュニア選手にとって必要なことですので、少しでも参考になればと思います。ただ、前にも書きましたが、批判や評価するだけなら簡単なこと。実際にコートで汗を流し、努力するのは各ホームコーチになります。一つ一つ階段を登るように指導し、導いていくのは本当に根気のいることです。こういったコーチの熱意が将来の日本のテニスを支えていくでしょう。私も頑張らねば!

コメント

  1. 酔言::すいげん さん : 2009.08.19

    トップジュニアテニスプレーヤーの課題とは・・・

    最近の谷澤氏のブログは、本当に参考になる内容が多い。多くのジュニア選手やコーチ、そして私のような親も是非目を通しておくべき内容ばかりである。2009年8月…

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  2. 勝とう さん : 2009.08.19

    「もったいない」・・・確かにそうですね。
    私もこの3点を注意して来週の試合に臨みたいと思います。
    これからもブログ楽しみにしています。

    返信

  3. 谷澤 さん : 2009.08.19

    勝とうさん
    コメントありがとうございます。
    参考にしていただけて嬉しいです。
    是非試合頑張ってください!

    返信

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