フェドカップ対アルゼンチン 勝利!

なでしこジャパンの快挙の影に隠れてしまいましたが、日曜日に無事フェドカップ対アルゼンチン戦を勝利で終えることが出来ました。

終わってみれば森田選手がエースの貫禄で2勝。アジア予選で無念のリタイアをした土居選手がダブルベーグル(60、60)という快挙を達成。またダブルスではこれまたアジア予選でメンバーに選ばれながらも出発前日に体調を崩しチームから離脱した奈良選手がダブルスでフェドデビュー。代表歴10年の藤原選手とのペアで勝利を収めました。そして今回は候補選手としての帯同でしたが、アジア予選で大活躍した波形選手のバックアップもありチーム全員が勝利に貢献しました。

アルゼンチンはエース、デュルコが参加しなかったことでランキングだけを見ると圧倒的日本有利な状況でしたが、周りがそう思うほどチーム内には安心した雰囲気はなく、むしろ「ホームで絶対に勝利しなければ」というプレッシャーの方が強かったと思います。そんな中でこれだけ完勝出来たのは相手を見下すことなく、チャレンジャーの気持ちを持って最高の準備をしたことに尽きると思います。それが今回の勝因でしょう。

今回の勝利で日本はワールドグループⅡへ昇格しました。世界のベスト16入りです。もちろん、トップの選手が出場しないことや、フェドカップ自体への関心の低さなど、個人競技のテニスにおいて団体戦の価値を見出すことは難しいですが、国を代表して戦うということは何事にも変えられない経験を得られると思います。ポイントも付かず、ランキングにも反映されませんが、今回のように若い選手が多いチームでは各選手の成長の場として今後に活かされてくるでしょう。

次のフェドは来年の2月。去年敗れたスロベニアが相手なので、早くもリベンジのチャンスをもらいました。しかも今回はホームなのでサーフェスを選べることが大きいです。来年はワールドグループⅠに返り咲くこと目標にまたチームのサポートをしていきたいと思います。

最後になりましたが、大会を支えてくださったJTA関係者の皆様、開催地兵庫県テニス協会の皆様、全ての方のご協力で勝利することが出来ました。本当に感謝をしております。ありがとうございました!

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いつかこのカップを掲げることが出来ることを夢見て!
(今回は試合後のドロー抽選に合わせ本物のフェドカップ優勝トロフィーが日本に来ていました)


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