ウィンブルドン DAY8

今日はここ数日の暖かさが消え、寒い一日になりました。時折雨も降り、カバーがかけられ中断する場面が繰り返されました。センターでは第一試合の途中から屋根が閉まった状態でのプレーになりました。

今日の放送はそのセンターで行われた2試合の中継しました。第一試合はリーナvsラドバンスカ。攻めるリーナに対して独特のフォーム、リズムで返球するラドバンスカが守る展開となりました。お互いに1セットずつを取り合いファイナルセット、足に不安を抱えながらも諦めず拾うラドバンスカに対してリーナはミスが出てしまい大きくリードを許しますが、マッチポイントを取られてから粘りを見せ、8回のマッチポイントを凌ぎました。最後は力尽きラドバンスカの勝利となりますが、スコアの差以上の緊張感があった試合でした。ラドバンスカはこれで2年連続のベスト4、トップ4シードで唯一シードを守りSF進出となりました。

そして第二試合は私が担当したクビトバvsフリプケンス。放送時間の関係でファイナルセットからの放送になりましたが、フリプケンスの巧みな試合運び、テクニックの高さをお見せ出来た試合でした。ファーストはワンブレイクでクビトバ。セカンドもその圧倒的なパワーで押し切るかと思いましたが、セカンドセットに入るとフリプケンスがサービス&ボレーなど、ネットを絡める展開を作り流れを引き戻しました。ファイナルセットもピンチは有りながらも要所で踏みとどまると、勝負どころの後半でサービスでエースを量産して流れを掴みました。スライスのバックハンドとフォアのカウンターのコンビネーションはあまり女子にはいないタイプです。これで自身初のベスト4、次はベルギー勢としてエナン以来の決勝進出を目指します。

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これで準決勝はトップハーフがレジキーvsラドバンスカ、ボトムがバルトリvsフリプケンス。決勝進出の経験者ラドバンスカとバルトリか、勢いのある勝ち上がりをしてきたレジキー、フリプケンスか。誰が勝っても初優勝、明後日も面白い試合になりそうです。

そして明日は男子のQF。今日のような熱戦を楽しみにしたいと思います。

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