@Breda2

『隙を見せない』

今回の遠征はこれに尽きます。

昨日の試合は実にストロークエースが34本。
クレーでこれだけエースが取れる技術・攻撃パターンがあり、
エースを取らせてもらえるはっきり言って脚の遅い相手でした。
ですが、結果は敗退です。
自分に上のシードが付き、相手とは大幅にランキング差がある対戦。
先週も同じ状況でした。
一概にランキングで相手の強さは分かりませんが、
ある程度のテニス力が読めることも事実です。
隙を見せずにきっちりと試合を進めれば、
「あぁ、やっぱりこの人強いわ」と、
相手が勝手に諦めてしまうことが多々あります。
俗に言う、ランキング勝ちです。
しかし、2本連続エースを取るも4本連続ミス等で
相手にゲームをプレゼントなどの試合展開が続くと、
「あれ?もしかして勝てるんじゃない!?」
この心理状況になったチャレンジャーは別格の強さを見せます。
奇跡連発の気が付けばこちらが崖っぷち。
こうなったら勝負はどちらに転ぶか分かりません。
見ているこちらは心臓がギューンです…

1年前のスタートから書いている美濃越選手専用のノート。
試合の反省点はもちろんですが、
これから必要になってくる技術や攻撃パターン、
彼女の癖など色々と書かれています。
進化しているところもたくさんありますが、
止まっているところもあります。
自分の何が弱点なのかを口酸っぱく言われているのに、
自分でも知っているはずなのになかなか出来ない。
これもテニスの難しさでもあります。

若いから、まだまだ先があるから、大丈夫。
or
もう二十歳、そろそろ爆発しないとヤバい。

選手生命はあっという間に過ぎ去ります。
好きなことを仕事に出来る幸せ。
ですが、ツアーはストレスばかりの生活です。
一人のプロ選手が誕生するまでに
莫大な労力が費やされています。
そんな周りの気持ちをちょっとだけ胸に秘め、
第一の人生に勝負してみましょう。
高みに行く為にそろそろ覚悟を決めましょう。
悔し泣きはしない方が絶対良いんだから。

思い返せば、去年のアメリカ遠征が良い転機となりました。
今回の遠征が今年の良い転機となれるように
残る1週をファイトしてもらいます。
さあ、巻き返しますよ!!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。