グランドスラム全てのサーフェスを想定した新研究開発施設「ヨネックス パフォーマンス イノベーションセンター」を新潟・長岡に開設

ヨネックス株式会社は、新潟県長岡市にあるヨネックス長岡工場の隣接地に新たな研究開発施設「Yonex Performance Innovation Center(ヨネックス パフォーマンス イノベーションセンター)」を開設し、7 月より運用を開始した。

この施設は、ヨネックスが掲げる「独創の技術と最高の製品で世界に貢献する」という企業意義を実現するため、イノベーションを生み出すプロセスの革新に取り組みの一つとして建設されたもの。

25,400 ㎡の敷地内に3 階建ての研究開発棟を備え、多様なプレー環境でプレーヤーの動作や打球をより精密に分析するため、最新鋭の解析機器を常設した研究用コートに加え、可変式アリーナ(バドミントンコートの場合8 面、テニスの場合2 面)、グランドスラムを想定した4 種類のサーフェスの屋外テニスコートを設置。さらには、トレーニング施設や浴室等、トップレベルのトレーニングキャンプにも対応できる設備を有している。

この研究施設では、様々なプレー環境を再現する設備と、最新鋭の機器の導入により、科学的な分析力を強化し、迅速に製品開発に反映することができる。また、製造工場に隣接しており、蓄積したデータを活用し、隣接する生産施設と連携して最短24 時間以内のスピーディな試作品開発につなげられることが最大の強みだ。

重視したのは「失敗のスピードを促す」こと。アイデアを試し、多くの失敗をして、そこからの学びを新たな発想につなげるプロセスを速く回す。これよりさらなるイノベーションを生み出すことを目指している。

世界で戦うアスリートを支えるブランドとして、プレーヤーのパフォーマンスを支える今後のものづくりが期待される。

なお、現時点では一般のお客様への施設開放はしていない。

世界大会を想定した4 種類のサーフェスのテニスコート6 面を設置。ハードコート2 種4 面、天然芝コート1 面、レッドクレーコート1 面を備える。

研究用コートは、最新鋭の機材を用いてプレーヤーの動作や打球を精密に解析。アスリートやジュニア選手のトップレベルでのトレーニングキャンプにも対応できるように、トレーニングルーム、ミーティングルーム、シャワー、浴室も完備。

名称:Yonex Performance Innovation Center(ヨネックス パフォーマンス イノベーションセンター)

所在地:新潟県長岡市高頭町中山
<研究開発棟:鉄骨3 階建て>
研究施設エリア面積:25,400 ㎡
建築面積:5,109 ㎡
延床面積:8,581 ㎡

構成:Tennis.jp