ご報告

久しぶりの更新となりました。桜の見頃はそろそろ終わりとなり、新年度を向かえ環境が変わった方々も少し落ち着いた頃だと思います。

私にとってもこの４月は環境の変化があり、ナショナルチームは今後も少しはお手伝いさせて頂きますが、２年間勤めさせていただいたフェドカップとＧプロジェクトのコーチからは離れ、新しい道を進むことになりました。フェドという国を代表してプレーする最前線の場で選手と時間を共有出来たことは自分にとって大きな財産になりましたし、Ｇプロでは将来の日本を背負うであろう若い選手と活動出来、充実した時間を過ごすことが出来ました。

と同時にナショナルコーチとしての責任の重さや自分に与えられた役割など、考えさせられることも多く、葛藤の中での日々でもありました。そしてそんな日々の中でいつの間にかコーチングすることの楽しさや選手が成長することへの喜びが薄くなってしまったように思います。結果が求められることは勝負の世界に生きている人間であれば当たり前で、ましてフェドやオリンピックを目指すポジションにおいてはこれを極めることが最大の任務だということは承知の上でしたが、自分自身コーチを始めた時のような気持ちを見失ってしまったように今考えれば思います。

そういった反省も含め、こうやって新しい道を進むことになったことを期にもう一度初心に返り、まずは自分自身が教えることを楽しんでコートに立てるようにしていきたいと思います。今後は山梨・石井ＴＡでの活動が主になりますが、これまでよりも時間が出来たので、今まで行けなかったダンロップのお仕事やイベントにも積極的に参加していきます。特にジュニアの強化には力を入れていきたいので、依頼があればどこへでも行きたいと思っています。

そしてこれからは一人のテニス人として世界の舞台で活躍する選手のサポーターとして応援をしていきたいと思うので、週末のフェドカップ対ベルギー戦は是非勝利を収めて欲しいと思います。