コーチ研修

山梨の石井テニスアカデミーでは、時間があればコーチ陣に対して研修をしています。私自身、選手ではなく一般の生徒を教えた経験はほとんどないのでどれほどのことが出来ているか分かりませんが、一緒にレッスンに入ったり、レッスンを見ていて感じたことをアドバイスしています。

育成のコーチであれば黙って、動かず、アドバイスも最小限でどっしりとした雰囲気でも許されるでしょうが、一般のクラスでは明るく、声が大きく、楽しい雰囲気を作ることが必要でしょう。更に球出しのテンポが良く、指示が明確であれば活気が出てきます。ここまではいわゆる「仕切り」の部分です。アドバイスが出来るのはここからで、仕切りでいかに生徒から「信頼」を勝ち取るかが重要になると思います。その点は、育成のコーチも一般のコーチも変わりはないと思っています。

どんなに良いアドバイスをしても生徒、選手がコーチのことを信頼して、聞く耳を持ってもらえなければ効果は半減します。なので、ドリルなどオンコートでの研修よりも、コーチとしてどうあるべきかという話の方が研修の中では多いです。もちろん、私もまだまだ勉強の身、みんなよりも少し経験が長い分、伝えてあげられることがあるだけです。しかし、みんなに偉そうなことを言いながら、自分に対しての再確認の時間に使っています。今まではSSCで内山社長や笠原さんからコーチとしての心得を勉強させてもらいましたが、フリーとなった今では私を注意し、指導して導いてくれる存在がない分、自分がしっかりしなくてはいけないので、若いコーチ陣に厳しい話をする時は自分への戒めだと思っています。

今回みんなに伝えたメッセージの最後は

『プロとして誇れる仕事をしよう』

これも自分へのメッセージです。

明日からはまたNTCに行ってきます。


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