JTT埼玉オープン

久しぶりの宏紀ネタです。宏紀は今ＪＴＴ埼玉オープンに出場しています。今日は２回戦を勝ち、明日３回戦に進みました。

ＪＴＴ大会は国内の大会の中でも賞金額は高く、経験を積むには良い大会です。今年のジュニアを卒業した宏紀は試合数が極端に減ってしまいました。フューチャーズだけ出場して試合数が稼げるほど勝つことが出来れば問題ありませんが、まだそこまでの安定した力はありません。時には１大会１試合になってしまう場合もあります。最初、宏紀はこの大会に出ることに否定的でした。おそらく負けることを恐れていたのでしょう。しかし、若い宏紀にはもっと失敗や挫折が必要だと思います。確かに去年ＷＣで出場した全日本選手権でベスト４に入りました。有明のフューチャーズで決勝にも進みました。気付けば日本ランク１３位です。でも、これから上を目指す若い選手がこの位置をキープしようと思ったら終わりです。過去の栄光は良い意味で捨てて、挑戦者にならなければこのままで終わってしまいます。もっと失敗し、挫折を乗り越えることが宏紀を強くすると思っています。

選手の成功を望むのがコーチですが、時には厳しい道をあえて進むように仕向けなければなりません。今回は上手く宏紀を説得して、この試合に出ることを理解してもらいました。勝てば賞金が入り、負けても経験が積めます。デメリットはありません。負けることを恐れず、練習で積み重ねてきたことを発揮して欲しいと思います。