軽井沢フューチャーズ 終了

軽井沢フューチャーズ2R。宏紀は近藤大生選手に57、67(5)で負けました。悔しすぎます。「残念」という言葉ではとても表すことは出来ません。

出だしは良く2-0とリード、2-1とされてから4ゲーム全てでゲームポイントが有りながらことごとく取ることが出来ず2-5、ツーブレイクダウン。そこから巻き返し5-5となりますが、再びブレイクされファーストセットを落とします。セカンドも4-3リードでブレイクポイントが2本、5-3としていればセカンドは取れる可能性がありました。タイブレークに入っても1-4を挽回し5-4と逆転しますが後1本が取れず再逆転され敗れました。

完敗した試合なら諦めもつきますが、今日のような再三チャンスが有りながら、後1本が取れずに敗れたのは悔いが残ります。全体を通してみれば、宏紀の方が押していたと思います。ストロークで主導権を取り、先にリードしていました。ジュニアが相手であればここまでのプレーをしていれば後は勝手に崩れてくれます。しかし、近藤選手は我慢強く、勝機を伺っていました。そしてターニングポイント、ビッグポイントでは得意のサーブ、ネットプレー、粘り強いストロークで絶対にアンフォーストエラーをしませんでした。宏紀はその逆で、序盤では良いプレーが出るのですが、大事な場面でクォリティーの高いテニスをすることが出来ませんでした。中盤までが良かっただけに本当に悔やまれます。

もちろん宏紀は頑張っています。テニスに対する取り組みも練習に対する姿勢も申し分ありません。しかし、あの大事な場面でファーストサーブが入らなければ、リターンを入れることが出来なくては、勝負強さがなければプロとして成功出来ません。練習で何万回入っても、あの場面で驚くようなプレーが出来なければなりません。今はもう「残念」や「惜しかった」、「経験になった」という言葉はいりません。「勝利」が欲しいのです。勝ってポイントを稼ぎ、もっと試合数をこなして上のステージを見ないといけないのです。厳しい試合を拾っていかなければ道は開けないのです。あえて厳しいことを言えばまだまだ「甘い」ということです。

私は貴男やブチ(岩渕)のような大した選手ではありませんし、宏紀と比べてもかなわないでしょう。世界では通用しなかった選手です。そんな選手に甘いとは言われたくないでしょうが、彼には私と同じような失敗をして欲しくないのです。成功し、悔いのない選手生命を全うして欲しいのです。そうでなければ宏紀がプロの道を選んだ意味がありません。自分で出来ていなかったことを彼に求めるのは説得力が無いとは分かっていますが、今、彼にそれを言ってあげられるのは私しかいません。自分の情けない現役時代を思い浮かべながらあえて厳しいことを言いました。きっと分かってくれると思います。

今日は近藤選手が大きくそびえる壁に見えました。勢いで勝てた初戦とは違います。近藤選手も自分自身が生き残っていくにはもう年下に負けている訳にはいかないでしょう。これから何度も行く手を阻んでくるでしょう。宏紀は「あの場面」で最高のプレーが出せるようにまた前進するしかありません。止まることは許されないのですから。

来週は草津です。私は帯同することは出来ませんが、来週は自分に打ち勝って欲しいと思います。


コメント

  1. sadakun_d さん : 2009.06.10

    近藤との対戦興味深く思います。三河のテニスファンとしては谷澤の愛弟子-近藤大生(知立市)と見えて楽しみでした。

    次なる対戦は全日本の決勝でみたい気持ちです。

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  2. 加藤 幸宏 さん : 2009.06.11

    悔しいですね。勝負は終わるまで分からないと言いますが
    これもテニスの勝負の厳しさですかね。
    本人が一番悔しいですね。
    この試練を乗り越えてもっと大きくなって下さい。
    草津はガンバ。

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  3. sou さん : 2009.06.11

    近藤選手は愛知県のヒーローです、日本のトッププロです。しかし、ひとたびコートの上で対峙したら、倒さなければいけない一人の敵だと、宏紀くんは十分すぎるくらいわかっていることは、あのミスをするたびに殻を破っていくテニスを見ていればわかります。だから谷澤コーチの心中は十二分に伝わっていると思います。Think! Think!考えろ、ヒロキ!と彼は自分を叱咤している真っ最中ですよ。

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  4. Pearl さん : 2009.06.11

    谷澤さん、はじめまして。いつもブログを読ませていただいています。Stage Coach – 勝利に導く人。ステキなタイトルですね。優勝トロフィーを手にした守屋選手と谷澤コーチのツーショットが、このブログに掲載される日を楽しみにしています。谷澤コーチの熱い思い、十分に伝わってきました。きっと守屋選手もその思いに応えてくれるでしょう。

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  5. なな さん : 2009.06.11

    コーチがいらっしゃる時の試合を見ていると特に宏紀くんのコーチに対する深い信頼が感じられます。宏紀くんはコーチの言葉を受け入れて自分なりに消化して、よりパワーアップしてくれると思います。挫折や失敗は輝く未来の宝になるはず!…そうできると信じています☆

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  6. 谷澤 さん : 2009.06.11

    sadakun_dさん
    加藤さん
    souさん
    Pearlさん
    ななさん

    皆様コメントありがとうございます。
    皆さんからいただいたメッセージを力に変え
    宏紀をもっと上へ導いていけるように頑張ります。

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  7. 増田健太郎 さん : 2009.06.14

    やっほー谷やん、相変わらず凄まじいブログのアップぶりだね。貴男をはじめ、選手たちは本当にみんな感心しているよ。貴男やブッチーほどじゃないと言っているけど、ブッチーは谷やんのスライスサーブ(ワイドに切れるサーブ)が凄いと言って、それに近づけるようにナショナルで一所懸命取り組んだんだよ。お陰でブッチーのスライスサーブは大きくレベルアップしましたよ。まだまだ現役の選手達の記憶に谷やんのプレーは残ってるんだよ。守屋への指導頑張って、強い日本の選手を育てましょう。

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  8. 谷澤 さん : 2009.06.14

    マスケンさん
    コメントありがとう。
    ブチとはこの前もスライスサーブ談義したよ。
    まさかこの歳になって同級生から慰められるとは
    思わなかったけど、くじけずに頑張ります。
    健太郎もロンドン滞在頑張って!

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  9. sadakun_d さん : 2009.06.16

    わあっ凄い!増田健太郎プロと谷澤英彦プロがここにいるなんて

    谷澤コーチの愛弟子
    増田コーチの愛弟子
    山本コーチの愛弟子

    ぜひ対戦を見たいし期待したい。

    「テニスマガジン」には高校生に”好きなテニス選手”のアンケートがあります

    谷澤英彦
    増田健太郎

    いつまでも憧れの選手であることは否定しませんよ!
    ところで同級生のおふたり。いまでも対戦されたらサーブ&ボレーの谷澤。ベースラインの増田でしょうか。

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