昨日、山梨ではインターハイの団体戦出場を決める試合がありました。個人戦は先月の県大会ですでに決定済みですが、団体戦に関しては県大会の結果を踏まえた上で再度インターハイ予選として試合をするシステムだそうです。神奈川の場合は団体戦は1回で決まりますが、個人が同じように2度チャンスがあります。その県ごとに色々とルールが違うのは面白いですね。
結果は男子が駿台甲府(メンバー中アカデミー生3名)と女子は山梨学院(メンバー中アカデミー生1名)が優勝し、インターハイ行きを決めました。一番悔しいのは県大会で優勝して、インターハイ予選で負けるパターンなので、県大会と同じ結果になったことは両校ともホッとしているでしょう。試合は見ていないので何とも言えませんが、今のアカデミー生にはここをゴールにせず、本大会までの2ヵ月弱を悔いのない時間を過ごすことが必要です。
もちろん、学生ですからこれから期末試験や学校行事などでテニスだけに集中出来ない時間もあるでしょう。やらなくてはいけないことはしっかりやらなければなりません。しかし、大切なことの優先順位の一番はテニスであって欲しいということです。つまり、「ブレない」ということです。高校生ですから、楽しいことはいくらでもありますし、横道にそれてしまうことは多々あるでしょう。しかし、物事の優先順位のトップにテニスがあれば歯止めが効くと思っています。テニスに限らずスポーツマンが社会に出て評価されることの一つがその競技を究めてきたという精神力の強さだと思います。就職に関しても大学の体育会出身のスポーツマンが企業に人気があるのは何かを達成するためには遊びも我慢して自分の(チームの)目標に向かって頑張れる気持ちの強さを持った人が多いからでしょう。目標を持ち、努力することに強い、弱いというレベルに関係ありません。
夏まで後少し、気持ちがブレることなく目標に向かって突き進んで欲しいと思います。