ダンロップジュニアキャンプin福岡第一日。あいにくの雨になりましたが、午前中は講義が中心でしたし、体力テストもインドア４面を使って出来ましたので、大きな問題はありませんでした。
午前はテニスがなく手持ち無沙汰でしたが、午後からは練習開始となりやっと出番です。今日は人数も少ない上に、貴男プロがフリーで各コートを巡回してくれるので非常にやりやすかったです。やはり見せたい時にすぐデモを見せてくれるプロがいるとイメージが沸きやすいですし、説得力が違います。今回のテーマは基礎の確認ということもあり、今山梨の石井TAで取り組んでいる基本の練習方法を中心にメニューをスタートさせました。
しかし、難しさや目新しさを求めて参加している生徒にとっては「こんな簡単なことやって意味あるの？」という雰囲気が流れていました。そんな雰囲気は私も十分感じていましたが、黙ってやらせてみると予想通りの課題が浮かび上がります。それを見ていた貴男が寄って来て、「なぜこの練習をするのか」というポイントを見事に指摘しました。もちろん事前に打ち合わせした訳ではありませんが、瞬時にその意味を理解したのはさすがです。
じっくり教え込むには時間が短く、かなりかいつまんでの話になってしまいましたが、後はみんなの理解力が勝負になるでしょう。このようなキャンプや合宿においては色々なコーチからこれまでと違うことをアドバイスされます。その時にいかに素早く理解して取り組むことが出来るかが大切です。そして最も大切なのは「受け入れる」ということです。当然これまでやってきた自分なりのやり方はあるでしょう。すぐに出来ないことも分かっています。
しかし、折角こういったキャンプに参加し、何か新しいことを吸収しようとしている訳ですから、多少今までの自分を否定されたとしても拒否反応を見せることなく、一度「受け入れる」ことが必要だと思います。そうでないとアドバイスを理解して前向きに取り組むことは出来ないでしょう。
頑固な部分もあるべきですが時には頭を柔らかく、心をフラットにして多くのことを学んで欲しいと思います。明日もみんなの頑張りに期待しています。