観戦

今日もNTCでの一日でした。12月12日には「マスターズクラシック」があるので、そろそろ昔の勘を取り戻さなくてはいけません。ストロークやボレーに関しては選手と打ち合うこともあるのでボールを打つ感覚はありますが、サーブやスマッシュといった上の動きはあまり打つ機会がないので、今日から少しずつ練習です。

今日はPearlさんよりこんなコメントいただいたので、ここでお答えしたいと思います。

数日前のタイトルが「観戦」でしたので、それに関連した質問をさせていただきます。試合観戦中のコーチには、常に冷静で感情を表に出さなかったり、反対に喜怒哀楽を前面に出したりといろいろなタイプの人がいますが、守屋くんやジュニアの試合を見守っている時の谷澤さんはどのようなタイプなのでしょうか。守屋くんの控えめなガッツポーズの真似をしながらライブスコアで応援しているのですが、そこに谷澤さんの姿も想像できると、応援も一味違ったものになるかもしれないと思いまして・・・。

実は私も豊田から帰る際にちょうどこの質問と同じようなことを考えていました。それは電車の中の広告に「支えるのではなく、共に闘う」というスポーツトレーナーや鍼灸師などを養成する専門学校のキャッチコピーがあり、それがずっと頭に残っていたからです。まず、私の場合は「支える」というところが「導く」というセリフになるだろうと思いました。そして、最近宏紀の試合を見る度に胃が痛くなり、頭痛がするのは共に闘っているからだと思いました。

宏紀のジュニア時代は勝って当たり前というくらいの勝率(国内では)があったので、ムキになって応援するよりも冷静にプレーを分析するということが出来ていましたが、プロになってからは毎日が勝負。今日勝てるという保証はない状況の中で試合をしているので、自然と声を出して応援したり、拍手するようになってきました。日本ではタブーな感じになっているので、けむたがられるかもしれませんが最近では恥ずかしくなくなってきました。そういう意味では昔は周りから見ている感覚だったのが、今は一緒に戦っているんだなと気付きました。

もちろん、日本人同士の対戦や会場の雰囲気を見て空気を読みながらやっていますし、喜怒哀楽を出しすぎると選手のプレーにも影響するので出来るだけ我慢はしています。(だから余計に疲れるのかも!?)後は冷静に見て、忘れないようにメモを取ることもしています。そう考えると色々とやることがあり、落ち着き無く見えるでしょうね。本当はクールに決めていたいのですが・・・。しばらくは無理そうです。


コメント

  1. aries さん : 2009.11.29

    何度か守屋君の試合の観戦中に谷澤さんの近くにいた時がありましたが、接戦の時の谷澤さんはプレイヤーの様にカモンと言ってたのが印象に残ってます。
    それを見てコーチと選手は一心同体みたいな関係なんだと思いました!!

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  2. 勝とう さん : 2009.11.29

    谷澤さんの試合中の気持ち・・・
    何となく分かります。笑
    私は埼玉オープンのファイナルでコーチを御見かけしました。
    サングラスで表情は分かりませんでしたが・・・

    マスターズ・クラシック  楽しんでプレーして下さい。
    くれぐれも怪我のないように。

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  3. なな さん : 2009.11.29

    試合中ココイチのポイントや勝利の瞬間、宏紀くんはコーチを見ますよね?(^^)それを見て、やっぱり導き合って、支え合っていて、共に戦っているのだなと思います。そして勝手に泣きそうになったりします(^^ゞ

    お2人を見たり、ブログを拝見していますと「和敬清寂」という言葉が浮かびます。お互いが仲良く、和しあう。敬いあい、自らを慎む。見た目だけでなく心の清らかさ(スポーツマンシップ?)。どのような事態にあっても乱されない不動心、日常の努力によって作られる心(寂)。

    熱くなるのも、冷静に見るのもこれまでの関係があってのものですから、自然にされては・・・?お疲れが少し減るかもしれませんよ^^;

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  4. Pearl さん : 2009.11.29

    谷澤さん、コメントを取り上げていただき恐縮です。観戦中の谷澤さんの様子、しっかりとイメージできました。精神的にも肉体的にも「一緒に戦っている」ということですね。もしかしたら選手と同じくらい疲労困憊の時もあるかと思いますが、そんな時にもきちんとブログを更新してくださり、感謝、感謝です。ここにコメントを寄せてくださった方々からも、情報をいただくことができました。ありがとうございます。

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  5. Mafa さん : 2009.11.29

    コーチも共に戦ってるんですね^^

    海外で試合を観ていると、プレイヤーによっては、1ポイントごとにコーチに向かってガッツポーズをしたり、アイコンタクトを取ったりして大事な場面を乗り切ってます。
    安心感や自信につながるのでしょうか?
    日本人は照れるのかも知れません・・・お国柄ですかね。

    ミスジャッジに対する抗議もきちんとしない人が多い気がします。
    もったいないですよね。
    簡単な英語のセンテンスを3~4つ覚えておくだけで、主審の面子を保ちつつ、自分の主張を伝える事ができます。たとえ、その判定自体は覆らなくても、次にはかなりの確立で良い影響が期待できると思います。

    また些細な一言や拍手によっても、ゲームの流れや選手のパフォーマンスが変わったりしますよね。守屋選手も含めてプロの人を応援する時は、素人の特権として、自由に感じたまま応援させてもらってます。

    人によってはマナー的に良くないと思うことでしょう。
    でも大切なポイントの時など、相手選手のミスだとしても小さめな拍手を送ったりします。Jrの試合では遠慮して傍観しているだけですけど。

    個人的なことですが、日本語での応援は難しいと思います。
    母国語なだけに些細なニュアンスの違いで、捉え方が変わるからです。
    助言にしても、
    『2nd set、出だしから取りにいく』 と 『出だしに注意する』では、
    選手のメンタルに与える影響とその結果がおのずと変わってくるのではないでしょうか。

    素人の御託を並べさせて貰いました。
    仕事柄、外国人と交渉する機会があります。その中でテニスの試合と相通じること、応用できることが多いと感じていました。
    コーチという職業はとても大変なのだろうなと想像できます。
    マスターズクラシックでは、しばし忘れて、思う存分楽しんできて下さい。

    長文、失礼しました。

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  6. 谷澤 さん : 2009.11.30

    コメントをいただいた皆様へ
    たくさんのコメントありがとうございました。
    宏紀が一人前になるまではもう少し今の状況が続きそうです。
    いつかは落ち着いて試合が見られるようにまずは現状を打破出来るように頑張ります。

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