進路

恵美の山梨での合宿2日目。今日は午前から竜王のインドアで練習でした。石井プロ自ら恵美のヒッティングをしてくれ、充実した練習になりました。弘樹の両手フォアハンド、片手バックハンドという特異なプレースタイルから繰り出されるスピードボールにびっくり。「これまで打った中で一番速いボールでした」と身の危険を感じるような弘樹のボールに押されまいと懸命にプレーしていました。

午後はジムでトレーニングをして、夕方からはアカデミー。一日を有効に使うことが出来ています。やはり学校に行っていない分(通信制高校)時間にゆとりがあることのメリットは非常に大きいと思います。今日もその話をしていましたが、学校に行っていれば練習は夕方からの数時間。短い時間の中であれもこれも詰め込もうとすれば教える側も焦りますし、教わる側も処理能力が追い付かない場面も出てくると思います。宏紀は通常の高校生活をしていたので、いかに練習時間を確保するかが課題でしたし、短い時間でいかに効率良く練習し、こちらも焦らず多くのことを望みすぎないようにしていたことを思い出します。

海外のジュニアでテニスをメインに考えている選手はほぼ通信制の高校やホームスクールで学んでいて、その生活スタイルはプロの選手と変わりがありません。もちろん、その国々の教育に対する考え方や学習環境が違うので簡単に比較は出来ませんが、海外では中学からホームスクールがあり、みんな当たり前のように昼間に練習をしています。

しかし、全てのジュニアに通信制の高校に進むことを推奨している訳では無く、自分で時間の管理が出来たり、強い意志を持って周りに流されないこと、昼間しっかりとその選手の面倒を見ることが出来るコーチがいること。そういった条件を満たした選手でなければ自由な時間が多い分、時間を持て余してしまいその選手にとって逆効果になってしまうので、合う合わないの見極めは慎重にしなければならないでしょう。

自分がジュニア時代に戻れるとしても通信と通常の高校どちらを選ぶのがベストか難しい判断でしょう。結果的には健太郎や弘樹といった良い仲間と共に過ごすことが出来たので高校に行って良かったと思っています。

いずれにしても進学の問題は人生を大きく左右することなので、慎重になおかつ自分の気持ちに素直に進む道を選んで欲しいです。

コメント

  1. Lady JAJA さん : 2010.02.25

    自分は兵庫県に住んでいるのですが…
    周りに全国レベルの中学・高校生のジュニア選手を
    何人か見知っていますが…
    勉強とテニスと…二足のわらじを履きながら
    頑張っている姿を見て…いつも感心させられます。

    大会などの時でも試合と試合の合間に
    宿題をやったり参考書で勉強したり。

    本当に頑張っているなぁ…と思うのと同時に
    良い経験をしているなぁ…とも思っています。

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