宏紀も出発

フェドチームは無事にスロベニアに到着し、調整を行っているようです。

一日の延期もしてくれなかったITFや現地のスーパーバイザーに対する不満はありますが、これもルールの中のギリギリのラインで認められていたこと。誰もが先の見えない状況の中、ベストな判断をしたと割り切るしかありません。日本チームも今出来るベストを尽くして戦ってくれるはずです。週末はライブスコアでの応援お願い致します。

フェドチーム同様に足止めをされていた宏紀ですが、今日ようやくハンブルグへ向けて出発をしました。旅行会社からのアドバイスで直接空港へ行き、カウンターで交渉するという方法で何とか１席確保出来たそうです。アドバイスはあったものの、リスクがある行動を取り、交渉して自らの出国を勝ち取ったことはこれから始まるであろうヨーロッパでの修行の旅において少しの自信になったと思います。来週の試合はキャンセルしなければなりませんでしたが、被害は最小限。ハンブルグで濱浦くんと合流し、クレーでの練習をした後、５月第１週からイタリアのフューチャーズでプレーします。

今回のヨーロッパ遠征の目的は色々ありますが、まずはクレーでのプレーを嫌がらないすること。ヨーロッパのタフさの中で精神的に強くなることが目標です。ちょっとざっくりとした目標ですが、とにかく宏紀自身が色々と感じることの出来る遠征になってくれればと思っています。多くの勝利は期待していません。それだけレベルが高いのは承知の上でのトライなので、簡単に結果は出ないでしょう。しかし、去年はこの時期にほとんどポイントを取っていませんので、ランキングが下がることは気にせず純粋にヨーロッパでプレーする楽しさと厳しさを感じてきてくれるのが第一です。

最後に色々とお世話になる濱浦くん＋ファミリーが受け入れてくれなければこの企画は成立しません。濱浦家に感謝です。宏紀をよろしくお願いします。