草津Ｆ５日目

今日のＷ杯オランダ戦は自宅で見ることになってしまいました。日本代表も残念でしたが、宏紀も残念ながらＳＦ敗退となりました。

ＱＦ
宏紀　４６、７６、６４　松井選手

ＳＦ
宏紀　３６、４６　近藤選手

まずは昨日の中断試合、雨であれば軽井沢まで移動して試合の予定でしたが、朝起きてみれば雨は止んでいて、移動することなく草津のコートでプレー出来ました。

５－４松井選手のサービスからゲームは再開。長くならないために勝負どころは最初しかないと思っていたので、とにかくこのゲームをブレイクすることだけを考えてコートに入ることに集中しました。結果もこちらの思惑通り最初のゲームで取り切ることが出来、ＳＦに疲れを残さず終えることが出来ました。この試合では松井選手にマッチポイント４本握られていた訳ですから、ＳＦは無かったものとして思い切ってやるだけでした。

しかし、今日の近藤選手は付け入る隙がありませんでした。チャンスというチャンスはファーストセットの出だしだけ。中盤以降はゲームの中で３０は取るものの、再三逆転でゲームを取られます。宏紀なりには工夫をして何とか勝利につなげようとしましたが、チャンスではファーストサービスをきっちり決められてしまいます。セカンドセットに入ると少し宏紀の方へ流れが傾きそうになりますが、その度に非常に上手いプレーで宏紀の反撃を封じました。

今日の内容であれば前の宏紀ならもっと簡単に勝負が決まっていたと思いますが、自分なりに勝ちたい気持ちがプレーに出ていましたし、今やれることは全てトライしての負けなので、無抵抗に負けた訳ではありません。悔しいですが、今日の負けは認めないといけなません。そして近藤戦選手と戦うことで強くなった宏紀にとっては今回もまた多くのことを学ばせてもらった戦いでした。これで対戦成績は４勝３敗。後２週の中でリベンジのチャンスはありそうな気がします。

これで４週続くシリーズの中間地点、ポイント的には準優勝、ベスト４とまずまずの出だしです。しかし、結果よりも内容が良くなっていますし、今までよりも勝ちたい気持ちがストレートに出るようになりました。それでもまだまだ物足りないところももちろんありますが、春のシリーズで沈んでいった宏紀の姿は無く、ヨーロッパで充実した時間を過ごした成果はあるとここまでは評価します。

そして帰ってきてから取り組んでいることも試合期間の中で活かすことが出来ているので、お互いにとって筑波Ｆが終わってからの期間で良いクールダウンが出来、またフレッシュな気持ちでこの２週間を過ごせたと思います。来週からの２週は帯同はせず、１人で昭和の森、札幌を戦います。今の宏紀であれば十分１人でやっていけるので、後半戦も楽しみにして結果を待ちたいと思います。

最後に草津フューチャーズの大会関係者の皆様お世話になりました。特に会場になった草津ナウリゾートホテルはホスピタリティーはもちろん良いですし、コートとホテルの間に移動がないことだけでストレスはなくなりますし、試合の合間にすぐ部屋に戻りリラックス出来たことは選手にとって非常に良かったと思います。去年の時点で今年の開催が危ぶまれていただけに、今年こうやって開催していただいているだけでも感謝しなければなりません。若い選手にとってはとても貴重な大会ですし、宏紀にとってはプロ初優勝の記念すべき大会なので、是非今後も開催されることを願っています。