楽天オープン予選1R

楽天オープン予選1R、宏紀がミラクルを起こしました。

宏紀 63、16、76(6) R・MELLO(BRA)
400位の選手が80位の選手を下す大金星をやってのけました。

今日の勝因は
①相手とのプレーの相性が良かった
 格上なのでこちらはノープレッシャー、ラリー主体のプレースタイルだったのでリズムが掴みやすかった。
②ホームアドバンテージを活かした
 有明の速いサーフェス+隣りのコートで試合している貴男のプレーに会場全体が沸き、良い雰囲気が流れ応援し易い空気になったことが大きなアドバンテージになりました。
③宏紀自身の成長
 サーブで崩れなかった、セカンドを落としても切り替えてプレー出来た、マッチポイントを握られても諦めなかった、気持ちで引かず攻めきったこと。どれも夏前から比べると良い変化が見えました。

簡単にまとめればこんな感じです。ファーストセットは相手が宏紀の伸びるボールにタイミングが合わずミスを重ねてワンブレイク差で取りますが、セカンドからは宏紀のボールにしっかり対応してギアを上げてきます。テンポが速くなり後手に回るとほとんどが先に40を取られ、チャンスなくセカンドを落とします。流れは完全に相手に傾き、厳しい展開になると思いましたが、サービスを軸に立て直し、キープキープの展開を作ります。先にブレークポイント、5-4ではマッチポイントがありますが、相手のファーストサービスが確率良く入りチャンスを逃すとタイブレークへ。

タイブレークも先行し、4-2→5-3としますが、ここから3ポイントを連取され5-6と逆に相手のマッチポイント。ラリーから完全に押され、押し込まれてやっと届いたボールを喰らい付きロブ・・・。
この時点で負けは覚悟しましたが、何と相手のスマッシュを宏紀がフォアでカウンター。これが相手も全く動けないようなスーパーエースとなり6-6。(何と言ってもこのポイントが大きかった)このポイントをきっかけに最後の2本は押せ押せで攻め切り、マッチポイントではバックのダウンザラインを打ち切って勝利を手にしました。

宏紀にとっては最高の結末で、これ以上ないミラクルな試合でした。80位の選手に対しても様々な条件が重なれば勝てるということが証明出来ました。この舞台で最高のプレーをした宏紀は立派だったと思います。今年一年苦労したことがこの試合で全て爆発したような試合でした。いただいたWCのチャンスを活かし、「宏紀に出して良かった」と言ってもらったことも嬉しかったです。

もっともっと喜びを噛みしめたいところですが、明日の予選決勝に向け、また気持ちを作り直さなくてはいけません。明日はR・RAM(USA)今日とは違うプレースタイルなので、明日は明日で切り替えて気を引き締めてぶつかっていくのみです。明日も試合があることに喜びを感じながら、ベストなプレーをして欲しいと思います。

コメント

  1. Pearl さん : 2010.10.03

    予選1回戦突破おめでとうございます。
    ライブスコアで応援していましたが、シビれるような展開でしたね。
    明日も良い結果が待っていますように・・・

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  2. aries さん : 2010.10.03

    今日は、おめでとうございます!!そして、お疲れ様でした!!

    試合を一部始終観て応援させて頂きましたが、谷澤コーチのブログを見てまさにその通り詳しく書かれていましたし、僕も現場で見た感想もそのままでした。

    そして、5月ぶりのプレイを見ましたが本当に海外の武者修行の成果が出ているようなレベルアップしたプレイで今日は応援出来て本当に良かったと思います(^^)

    また明日もタフな相手だと思いますが波に乗って勝ちあがってくれる事を期待してます!!

    返信

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