女子ダブルス決勝、惜しくも優勝カップを手にすることは出来ませんでした。
小和瀬・加藤 26、36 KHROMACHEVA・KOVINIC(RUS・MNE)
相手の傾向は先日の尾崎・穂積ペアとの対戦で大体は予想しており、対策を練り、ポイントを取った場面では予定通りの展開となりましたが、失点の場面では相手の弾むボール、威力のあるボールに弾かれるようなミスが目立ち、オーバーパワーされて最初の4ゲームを1-3で折り返すことになります。
結局このリードが重く、ファーストセットはチャンス無く落とします。
セカンドからは徐々にスピードに慣れ、互角の打ち合いが出来るようになってくると状況が変わり、ラリーで展開を作りポーチに出る、Iフォーメーションを使うなどして本来のプレーが出来るようになると相手が少しずつ無理をし始め、昨日のように逆転へのシナリオが見えつつありました。
しかし、相手がこちらの策にはまり、KHROMACHEVAはメンタル的に動揺を見せ焦っていたのでチャンスでしたが、その度にKOVINICがスーパープレーで助け、良くなったゲームの流れの中でも差を付けることが出来なかったのが一つ目のポイントでした。
そして二つ目のチャンスは3-3、小和瀬サーブで40-15のチャンスがありましたが、わずかなミスでチャンスを潰しセットを取るまでには至りませんでした。それでも最後まで日本チームはファイトしましたし、今日のゲームプラン、自分たちの今の能力は存分に出せたのでこの準優勝を喜びたいと思います。
ただ我々の目標を達成するためにはもっと厳しい目も必要になります。まずは原因をしっかりと追求していかなければなりません。私の印象では、相手とはスピードはもちろん負けていますが、KOVINICのボレーの上手さを見るとテクニックでも負けていると感じました。こういった細かいテクニックは日本チームはまだまだ改善の余地があります。
その点を意識してこちらに来てからはドロップショットやスライスでのディフェンスなどの練習を取り入れています。簡単には成果は出ませんがコツコツやっていきたいと思います。
イタリアはこれで終了し、明日ベルギーに移動します。試合は明後日にすぐ始まるので今夜はゆっくり休み明日の移動に備えます。
それではまたご報告致します。
コメント
谷澤コーチ
1週目お疲れさまでした。
ベルギー、全仏と続きますが、
頑張って下さい。