ITF甲府5万ドル 2

甲府国際オープン本戦2日目。今日は残りの1Rがありました。

澤柳璃子 16、64、63 中村藍子

璃子が怪我からの復帰をし、先月のつくば2.5万ドルでは復活優勝をした中村選手から勝利を挙げました。ファーストセットはイメージしているプレーをすることが出来ず1-6と力の差を見せつけられますが、セカンドの出足で気持ちを切り替えてプレー出来るようになると、リードを奪い一気に5-1に。

しかし、ここから後1ゲームが取れずにもたつくと5-4と追い上げられます。悪い流れで苦しくなりますが、良いプレーは出来ないながらも耐えて凌ぐことで何とか最後のゲームを取りセットオール。

ファイナルセットもお互いにスタートが勝負だと思いましたが、ここは中村選手が集中力と気迫を見せ、2ゲームを連取。さすがに大切な場面での戦い方を知っているなという感じでしたが、ここから中村選手の動きが落ち、ミスに助けられ流れを取り戻し逆転すると思わぬ形で勝利を拾うことになりました。最後はプレー中に動けなくなってしまった中村選手、非常に心配ですが、怪我の再発ではないことを祈ります。

格上の中村選手相手に最後まで思うようなプレーをさせてもらえない展開でしたが、自滅してしまうような展開ではやはり勝つことは出来なかったと思います。少ないチャンスでは得意のネットプレーやスピンの効いたストロークで追い込む場面もありましたので、この勝利を自信につなげて欲しいと思います。

ダブルス1R

澤柳璃子・二宮真琴 26、57 タナスガーン・ミネラ

ミネラは東レPPOで伊達選手に勝ち、一躍有名になりました。ご存知タナスガーンはウィンブルドンダブルスでLLからベスト4まで進みました。相手はもちろんトップシード、今回我がチームは単複でドロー番号2番を引くという強運振りです。

ファーストも26ながら後半はほとんどノーアドまでもつれ込みながらゲームが取れない展開だったので、これが力の差かと感じましたが、決して悪い内容ではなく、意図のある戦いは出来ていました。

セカンドも先にリードされますが、中盤で逆転すると5-3リードでセットポイントが3本。流れは完全にこちらにありましたが、後1本を取らせてもらえませんでした。特別なことはありませんでしたが、この場面でも相手は慌てず、当たり前のことをきっちりとやってきました。ファイナルに入れば全くわからない10ポイントタイブレークなので、その可能性にかけたかったですが、その希望は叶いませんでした。

トップシード相手に健闘しましたが、悔しい敗戦です。この悔しさは練習で晴らすしかありません。試合の有る無しに関わらず、朝一番早くコートに行き、一番遅くコートを去るという毎日を過ごしています。この取り組みが将来実を結ぶことを信じて明日からも頑張りたいと思います。


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